フィンエアー(AY)成田・ヘルシンキ線に搭乗です。
機材はエアバスA340-300、去年仁川からイスタンブールに行った時に乗ったトルコ航空と同じです。
ビジネスクラスのAコンパートメントは2-2-2の5列、計30席、完全に満席です。
(Bコンパートメントの2列12席は「席だけビジネス」用に使われたようです)
客は、ツアーで乗っているご年配の日本人が多く、後方から添乗員が来て、いろいろ世話を焼いていました。
日本人以外は1/3も乗っていません。
FAはいかにも北欧の元美人(失礼)といった感じの、でも今は相当にふくよかな体型になってしまった金髪女性達(笑)、一人だけ日本人女性も勤務していました。
シートはライフラットですが、JALのシェルフラットのほどは細かくは動きません。
TVモニターも意外に小さいです。
脱いだ靴はきちんとシューズバッグに入れて、上の棚にしまってくれます。
サービス手順としては新聞や雑誌、ウェルカムドリンク、スリッパ、アメニティーポーチの配布となります。
(シューズバッグはこのアメニティーポーチの中に入っています)
飛行機は安食(あじき)、木下(きおろし)、前橋、新潟・・・と北西の方向に飛んで行きます。
(ミモザのシャンパンはジョセフ・ペリエのもの)
グラスはエガさんご指摘のようにイッタラ製の「ウルティマツーレ」です。
このウルティマツーレという言葉は世界で最も北の、最も過酷で、かつ最も崇拝されている土地という意味で、作者のタピオ・ヴィルカラは北極の神秘性、フィンランドの冬景色、ガラスのように透明な氷から直接のインスピレーションを受けて、フィンランドの大自然をこのグラスに凝縮させたとのことです。
これはその中でもフィンエアーのロゴが小さく入ったスペシャルなもの、ひとつ欲しくなっちゃいますね(笑)。
FAはその体型の割には良く動き(笑)、結構親切です。
機内食も美味しかったですよ。
前菜は、「スモークした鴨肉の薄切りにオレンジとイチジクを添えて」か「和風前菜の盛り合わせ」からの選択。
更に茶そば、カリフラワーのクリームスープ、そしてガーデンサラダという布陣です。
鴨に添えられていたオレンジの新鮮さ・ジューシーさが印象に残りました。
パンではガーリックトーストが一番人気かも・・・。
メインは「牛フィレ肉グリルのマッシュルームソース添え」、「ぶりの照り焼きとご飯」、「フライドチキン野菜のソース添え」の3種類から選べます。。
肉はやや固めでしたが、許せる範囲です。
ソースはGOOD。
(木製の使いやすいトゥースピックがトレイに付いています)
チーズはチェダーチーズとブルーチーズ、アイスクリーム(ノン・ブランドです)、フィンランドの有名スイーツ屋の「FAZER」のチョコレートなどがデザートとして並びます。
ビジネスクラスのAコンパートメントとBコンパートメントの間には、こんなスナックバーも設けられていました。
飛行中ここで軽食や飲み物を自由に選ぶことが出来ます。
食事の後は、やはり映画でしょうか。
山田洋次監督、吉永小百合と笑福亭鶴瓶の「おとうと」を見ながら、シートをライフラットにしてしまうと上の瞼がどうしても下にくっついてしまいます(笑)。
僕は飛行機の中で良く眠れるように、かなり寝不足状態に追い込んで、搭乗するもので・・・と言い訳しておきましょうか(笑)。
3~4時間は寝たでしょうか、何か良い匂いで目が覚めます。
シナモンロールです(笑)。
フィンランドを代表するおやつパンです。
食べ終わるとまたも睡魔が・・・恥ずかしながら、もう「食うか寝るか」状態(笑)です。
またも良い匂いで起きると(大笑)、2食目がサーブされ始めています。
「フェットチーネの海老とトマトハーブソース」か「ローストビーフとグリルした野菜のミックスサラダ」かの選択に、サラダとフルーツ。
これもメインは割と美味しくいただけました。
(エコノミークラス用にでしょうか、カップヌードルとかミソシルが3ユーロなんていう表示がどこかにありました)
飛行中はずっとこんな明るさ、ブラインドがきっちり閉まっていまいと、睡眠が妨げられるほどです。
ヘルシンキのヴァンター空港までは、飛行時間が9時間50分。
やはり最速のヨーロッパ到着といえるでしょう。