my summer vacation (11) ヌークシオ国立公園

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フィンランド2日目の朝、そうは言ってもヘルシンキに着いてまだ14時間くらい。
でも今日の夕方にはもうハンガリーのブダペストに向けて出国という忙しさ(笑)。
残された10時間強を有効に使って、フィンランドをもう少し知りたいと、朝から動き回ります。

「ヒルトン・ヘルシンキ・ストランド」で朝食を食べ、サウナ体験をした後は、今日は自転車ではなく、徒歩でエスプラナーディ通りにある「ツーリストインフォメーション」前まで急ぎます。
(所要時間はホテルから徒歩でも15分くらいです)
実は今日はツアーに参加するので、その集合場所に・・・ということなんです。
途中の「ヘルシンキ大聖堂」前はまだ観光客もほとんどおらず、実に静かなもの。
改築中の建物のカバーに「HELSINKI」の文字が・・・おしゃれですね(笑)。
昨日はもう店仕舞い気味だった「マーケット広場」も、今朝は沢山のテントが張られています。
昨日サーモンのソースとして食べたフィンランドでは今が旬のきのこ、「杏茸」(あんずたけ)も売られています。
(真ん中の黄色いやつ)
「ツーリスト・インフォメーション」前に行くと、もう日本人が数人・・・。
ほとんどは女性で、一人で参加の人もいます。
ツアーの名前は『映画「かもめ食堂」ロケ地ツアー』というもので、「マイ・スオミ」という現地ツアー会社催行の日本語ツアー、一人120ユーロもします(笑)。
(ヨーロッパの日本語ツアーはどこも高いです、でもこのコースを回るツアーに英語の安いものはありませんでした)
スタートは朝の8時、午後1時頃にランチで、ランチ終了後解散というスケジュールは、僕のホテルの「チェックアウト時間→空港に行く時間」にも丁度良い時間帯だったので、そういう意味でもこのツアーを選びました。
本当にしたかったのは「かもめ食堂」うんぬんよりも、「フィンランドの森を見てみたい」ということ、でもなかなかそういう短時間のツアーは他にありませんでした。
日本人用のツアーなので、「イッタラ」社のファクトリーショップを訪ねるとかの「おまけ」も付いていて、今考えても僕の希望のすべてを満たす丁度良いツアーだったと思います。
ツアー・スケジュールは
8: 00 ツーリストインフォメーションに集合
8: 00 バス出発
ヌークシオ国立公園
国立公園を出発
イッタラ&アラビアのファクトリーショップ
13: 00 ランチ「Kahvila Suomi」 (かもめ食堂)
ランチ終了後解散
となっていました。
ガイドは日本語がネイティブに近いフィンランド人男性、
ツアー一向は10人乗りのワゴン車で、一路「かもめ食堂」のロケ地の一つである「ヌークシオ国立公園」に向かいます。

朝のヘルシンキには渋滞などというものは全くなく、お隣のエスポー市に向けてひた走ります。
さすがに日本語ガイドの話は濃く、ガイドブックも買わないでフィンランドに来てしまった僕には、とても参考になることばかりでした。
ネットで断片的に見聞きしていた情報が、知識に変わっていくかのような感じと言えるかもしれません。
携帯電話の「ノキア」(NOKIA)やエレベーターの「コネ」(KONE)の本社もこの辺りにあります。
周囲の緑がどんどん濃くなり、「へらじか注意」の標識がたくさん出てくるようになると、そろそろ到着。
ヘルシンキ中心部から約3~40分で、この「ヌークシオ国立公園」に到着です。
ここからはガイドと一緒に徒歩で回ります。
X時間コースなどのコース・モデルもはっきり表示してあって、インフォメーションやトイレなどもちゃんとあります。
人はほとんどおらず、周囲は風に揺れる木々の葉ずれのかすかな音のみ・・・静かです。
空気が澄んでいます。
そして特筆すべきは強烈に感じる木の匂いです。
これはすごい・・・ここ久しくこんな清々しく、それでいて鮮烈な香りをかいだことがありません。
思わず胸一杯に空気を吸い込みたくなります。
もちろんゴミ一つ落ちていなく、きちんと整備されているのですが、まるで原生林の中に入って行くかのようです。
うん、この感じです、僕がフィンランドに求めたのは。
ヘルシンキ中心部からわずかな時間でこんなところに来れてしまう、夏のフィンランドは本当に素晴らしいです。

高い木々の林が途切れると・・・こんな池が見えてきます。
こここそ、映画「かもめ食堂」のあの有名な「3人揃って池の前でポーズ」のあの場所です。
どうですか?よく見比べてみてください。

小林聡美、片桐はいり、もたいまさこの名コンビのあのポーズで決めるツアー同行者の大写真会になりました(笑)。
実に日本人ですよね~(笑)、僕ら。

野生のブルーベリーも見っけ(笑)。
本当に静かな静かな森と湖の連側です。
あぁ、良いなあ、この雰囲気。
この後のコーヒー・ブレイク用に、ここで良く燃えそうな木を選び、小さく割っていきます。
焚き火をするのだそうです。
燃やすには白樺が一番良く燃えるのでしょうが、ここに置いてある木は樅(もみ)が多かったです。

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