my summer vacation (20) もう一度歩いてみました@早朝のブダペスト「王宮の丘」

スポンサーリンク

前回の雷雨の中の夜景写真、汚いボケボケの写真で失礼いたしました(ごめんなさい)。
起きて翌朝、いよいよ本格的なブダペスト観光に着手です。
まずは、目を覚まして窓を開けると・・・の写真。
曇ってはいますが、雨は降っていません。
予報通り、今日は良い天気になると嬉しいのですが・・・。
部屋に入った時にも感じましたが、僕の部屋からの景色は最高!
目の前が「漁夫の砦」。
ドナウ川越しに、これまた観光名所の「国会議事堂」もばっちり見えるのですから、これ以上望むべくもありません。
「ヒルトン・ブダペスト」に泊まるなら、このタイプの部屋以外ありえません(笑)。
ただこうしたビューの部屋は、全体の1/3もありませんから、その点はぜひ予約時にお確かめくださいね。
朝食までに少しお腹を空かせたいので、このエリアを早朝散歩してみます。
昨日、雷雨の中を歩いたのと同じ場所をもう一度、です。

今は夏の観光シーズンど真ん中、ブダペストの次に訪れたチェコのプラハほどではありませんが、どの観光スポットもかなり混みます。
どこも人で溢れかえります。
この辺りももちろんそう、ブダペスト一の観光地ですからね。

でも、見てください・・・このホテル周囲の静かなこと。
ほとんど誰もいません、歩いていません。
それもそのはず、周囲は歴史的な建築とそれに近接するレストラン・商店などばかりで、人が住んでいるという地区ではないことと、観光客がこの小高い山の上まで来るには、まだ朝早すぎるからです。
つまり「ヒルトン・ブダペスト」に泊まれば、誰もいないこのヒストリカル・エリアの雰囲気を独り占め(笑)、写真だって他の人の人影を気にせずに撮り放題なのです。

上の地図の「ヒルトン」を出発、ホテルの隣にそびえる壮麗なゴシック建築「マーチャーシュ教会」をじっくり眺めます。
やはり夜見るのとはずいぶん印象が違います。

現在は一部修復中のこの教会、「ブダペストのシンボル」とまで言われ、13世紀の建築以来、「王宮」とともに、ハンガリーの長い歴史を背負っているんだそうです。
つまり、歴代の王による増改築、16世紀のトルコ占領(この時代はモスクに改装)、17世紀のハプスブルグ家によるトルコからの開放、19世紀後半ハプスブルグ家のフランツ・ヨージェフ皇帝がハンガリーの王となるべく戴冠式を行った時に、この今のゴシック様式の教会や塔が最終的に出来た・・・ということです。
(実際には更に第2次世界大戦で大きく破損、それを忠実に再現したものが今の建物なんだそうです)
内部の見学も可能だそうで、その美しいステンドグラスや荘厳な祭壇はぜひ見てみたかったのですが、僕がこの教会の前を通る時には、時間外だったり、どういう訳か閉まっていたり・・・残念でした。
「マーチャーシュ教会」横にある「聖イシュトヴァーンの騎馬像」。
「聖イシュトヴァーン」は「ハンガリー建国の父」といわれるハンガリーの初代の王様。
後ろに見える教会の、ハンガリーの誇るジョルナイ焼きの屋根が素晴らしい色合いです。

教会の隣は、もう「ヒルトン・ブダペスト」。
いかに素晴らしい立地かお分かりでしょう(しつこいかな、笑)。
左の建物がヒルトン(もう位置関係はお分かりですね)、右側に「漁夫の砦」が広がります。
「漁夫の砦」とは、「マーチャーシュ教会」の裏側、つまりドナウ川に沿って建造されたネオロマネスク様式の尖塔と回廊のこと。
作者は「マーチャーシュ教会」改築した建築家のシュレック。
名前の由来は、かつてここに魚の市が立っていたことや、城砦のこの辺りはドナウの漁師組合が守っていたことなどから、とのことです。
白い石灰石で出来た建物もきれいですが、ここはドナウ川を見るのには絶好のビューポイント。
対岸に広がるペスト側を一望できます。

しつこいようですが(笑)国会議事堂です。
パノラマ写真にして見ました。

実際にはこの写真の何倍も素晴らしい景色が広がります。
「鎖橋」ももちろん見えます。

人の誰のいない「漁夫の砦」の写真なんて、めったに撮れないと思います。
今年の春にヴェルサイユの「トリアノン・パレス」に泊まって、誰もいない「ヴェルサイユ宮殿」を独り占めした時と同じ感じです。
気分良いものですよ~(笑)。

これは僕の部屋から見えている尖塔。
今は超高級レストランになっています。
ここのことも後日レポートしますね。

ここだけではなく、「漁夫の砦」のほとんどのところはバーやレストランになっていて、特に景色の良いところはすべて有料です。
観光客値段です。
夕方からは激混みで、たいていハンガリー独特の民族音楽調のライブ演奏が入ります。
ジプシー・ヴァイオリンとかツィンバロムとか・・・。
さ、朝食にしましょうか。

タイトルとURLをコピーしました