プラハ一の人気スポット「旧市街」の中でも、中心中の中心と言えば、やはり「旧市庁舎」でしょう。
その「旧市庁舎」でも人気の的は、外壁に取り付けられた天文時計。
この天文時計の最も古い部分は、時計の機構と天文図の文字盤で、最初の制作は何と1410年にまで遡ると・・・。
1945年に、当時プラハに駐留していたドイツ軍によって焼夷弾を撃ち込まれその損傷はひどかったそうですが、1948年に修復、現在に至ってるそうです。
ここのマニアックなまでの解説は
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%81%AE%E5%A4%A9%E6%96%87%E6%99%82%E8%A8%88
を見ていただくとして、この広場を埋め尽くす人たちが凝視しているのは、毎正時に行われるこの窓からの「からくり時計」振り(?)です。
時計の上部の窓にはこのように12使徒の像が現れて、僕が居合わせた正午には12体全てが揃うのです。
(キリスト教徒でもないし、あまりにもシンプルな「からくり」振りに、人々の熱狂は、僕には??でした)
時計の横側に配置された4つの彫像は時間が来ると動き、死神(骸骨の姿をしている)は時を叩いています。
(これは写真に撮れなかったので、下の写真は他所からの引用です)
時間はとても短く、始まるとあっけないほどすぐ終わってしまいます。
でも1410年に作られた時計が今も動いているという事実の前には、驚嘆以外の何物もありません。
ショータイム(?)が終わるとこの天文時計の前からさぁ~~っと人波が引いていきますが、今度はこの人たちが場を盛り上げてくれました。
結婚式の馬車パレード。
数日前にはブダペストの王宮でも馬車に乗る新婚さんを見ましたし、昨今はジューン・ブライドよりオーガスト・ブライド(笑)なのでしょうか?
とにかく夏の中欧は気持ち良い日が続きますからね。
この花嫁さんが日本語で僕の拍手に「アリガト」って言ってくれたことは前に書きました。
後はこうした「旧市街」名物の迷路のようなうねうねとした道を楽しみます。
ボヘンミアングラスの店やチェコ雑貨の店などを覗くきますが、それほど欲しいものも・・・。
ただ「ブループラハ」(BLUE PRAHA)というボヘミアングラスを中心とした店で(空港にも支店があります)、奥さんにガラス製のペンダントをお土産に買ったくらいです。
理由は色がきれい・・・でも、本音は「値段が安かった」から(笑)です。
とてもその値段に見えないペンダントだったんですよ(笑)。
あまりの「迷路」状態に「カレル橋」にたどり着く前に取りあえずUターン、「旧市庁舎」の展望台に上ってみることにします。
もうさっきの「天文時計」前の混乱は静まっているでしょうし・・・。