僕が参加したツアーは「プラハ城」の中でも「聖ヴィート大聖堂」しか見ない市内観光ツアー。
でも、ここは「世界最大の城」と言われる「プラハ城」の中でもヴィジュアル的には最大のハイライトですから、限られた時間の中でここが見られたらそれでも良いのかな、と思っての参加です。
ガイドに付いて門を潜ると、大きな大きな「聖ヴィート大聖堂」が目の前にありました。
対岸からも見惚れた、凛と聳える二つの尖塔や、高さ約96メートルの青銅葺きの丸屋根から伸びる塔が、緑青色に輝いています。
首を反らせて見上げますが、外側の複雑な装飾を刻んだ壁を見るのがやっとです。
やはり全貌は、対岸からしか見ることは出来ないと、改めて分かりました。
参考までに、これが
「聖ヴィート大聖堂」を中心とした「プラハ城」の全景です。
で、この大聖堂は、チェコ・ゴシック期を代表する建物と言われています。
なんとこの大聖堂の建築の開始は930年という大昔。
初めは円筒形のシンプルなものだったそうですが、改築に改築を重ねて、14世紀ごろに今のようなゴシック様式の大聖堂になったんだそうです。
その14世紀から15世紀のおよそ100年間、プラハはヨーロッパ最大の街であり、同時に、最も美しいゴシックの街でもあったそうです。
今回はバスの中からの見学でしたが、いつか中世以降のあらゆる建築様式が見られる「マラ・ストラナ地区」のあの古い街並みをゆっくりそぞろ歩いてみたいものです。
中も見学して素晴らしいと言われるステンドグラスなどを・・・と思っていたら、このツアーでは大聖堂の中には入らないと・・・う~~ん、これは残念。
ちょっとだけでも見たかったのに・・・返す返すも残念です。
ガイドは「ここで離団しても良い」とは言うのですが・・・その勇気もありません(笑)。
中庭に出て・・・
今度は「マチアス門」から場外に出ます。
微動だにしない衛兵。
運が良ければ衛兵の交代式にも出会えるそうです。
振り向くとこの景色。
いくら歴史に興味がないと言ってもプラハに来たからには、やはりもう少し時間をかけて「プラハ城」の奥まで見てみたかったです。
これは本当に心残り、です。
ツアーはまたバスに乗り、プラハ市内をうねうね走り、最後は出発と同じ「共和国広場」で解散。
時間は午後6時前、まだまだ相当に明るい時間です。