これが最後のバリ? (23) 「ヴァイスロイ・バリ」でスパ&ディナー

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ウブドに移動して「ヴァイスロイ・バリ」でスパ&ディナーです。

(これがスパの写真です)
どうもこのホテルとは相性が悪いらしく、レセプションに着いた時から居心地の悪い時間が続いたことは前回書きました。
スパのセラピストがとても上手だったことも打ち消すほどの、イヤ~~な気分(笑)。
僕がスパの後で「カスケード・レストラン」で食事をすることはレストラン・スタッフも知っていたはずです。
僕は「渓谷の夕暮れの美しさが良く見えるような席をお願いします」とスパの前にお願いをしておいたからです。
でも、スパの後、案内された席は渓谷際でもなく、目線からは渓谷美がほとんど分からない席。
渓谷際の席はすべて空いていたので,聞いてみると、予約が入っていると・・・。
「え~、本当に?楽しみにしていたのに」と言うと、今度はあっさり、渓谷際の席に「じゃ、どうぞ」と言うではありませんか。
何それ?
しかも僕が食事を終えるまで、僕の席の周りの景色の良さそうな席には誰も来ませんでした。
(相当に遅い時間の予約なのでしょうか?)
食べ始めはまだこんな明るさです。
これからだんだん暮れてゆくところが「トワイライト・ファン」の僕を喜ばせてくれるはずです。
周囲は相変わらずとても静か、客もスタッフも少ないので、食器やカトラリーの触れ合う音すらあまり聞こえてきません。

僕のオーダーは3コース・セットディナー(US$44)というもの。
アミューズ・ブーシュで大体そこの料理の傾向が分かります。

このタイプですか・・・(笑)。
とても繊細な作りで、食材も高級そうです。
で、コースの最初、アペタイザーはホタテ料理かブロッコリーのスープからの選択。
ソテーしたホタテにカリフラワーのピューレ、カリカリの塩気のあるハムで味にアクセントを付けて、パルメザンチーズの泡ソースで周囲を飾っています。
バリ島の高級レストランは、新鮮な材料の入手にお金をかけるのでしょうね、このホタテもまずまずのホタテです。
(でもアミューズと同じスタイルの泡ソース使うなよ!っていうか、アミューズのほうを変えなさい、笑)
この時期、外は午後6時半頃から急に暗さを増してきて、テーブルの上のキャンドルが周囲に映えるようになります。
メイン料理はサーモンなど3種類から選べます。
僕はラムをチョイス。
オーストラリア産ラムをパイ皮で包み焼、ラタトゥイユやポテトグラタンタルトを添えた皿です。
ラムの仕上がりが、ソース同様にVERY GOOD。
全体にヴォリュームとダイナミズムには欠けますが、悪くはない料理だと思います。
ただ「カユプティ」でも感じましたが、現地の物価に対してオーバープライスなところはありますね(笑)。

外は更に暮れてきて、僕の好きな暮色風景が、180度僕の目も前に広がります。

一刻たりとも同じではありません。

バリではこの時期、暮れ始めると日暮はあっという間、僕はこの20~30分が大好きですね。
ダーク・チョコレートのフォンダン・ショコラとアイスクリーム、サワーチェリー添えというデザートはもう暗くなってから。
どの皿もまずまずで決して不味くないのですが、無理にバリでこうしたものを食べなくてもなあぁ・・・が本音かもしれません。
ただ景色が僕にとってはとてもご馳走だったことは確かです。

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