「南蓮園池」に次いで、「あまり普通の日本人観光客は行かないでしょう」(笑)第2弾の「車公廟」に行きました。
ここは「沙田」で一番人気がある300年以上の歴史を持つ道教廟です
(1993年に改修されているそうです)
行き方は、KCR(九広鉄道)東線「大圍」駅を出て左方向、「紅梅谷道」へ。
「車公廟路」を渡って北に向かい、「翠田街」を渡ったところにあります。
周囲には緑も多いものの、相変わらず高層住宅ビルの林立です。
本殿中央の祭壇には11メートルもの高さの「車公」(チューコン)像が祀られています。
「車公」とは、宋の時代に南中国の乱を制した将軍の名前で、宋代が滅ぼされる前に香港へ逃れてきたんだそうです。
ちょうどその頃、「沙田」で疫病が流行していて、ある農民が「車公」が疫病を治すという夢を見た直後に、実際にその疫病が治まったため、これに感謝して建てられたのがこの「車公廟」と、ものの本に書いてありました。
実はここは「写真を撮るな」の規制が強くて、これも門の外から望遠で撮った写真なんです。
ここでの名物(?)は何と言っても銅製の「車輪」です。
「車輪」とはいうものの、一見は扇風機(笑)。
それも金色をしています。
更に言えば、ものすごくチャチいです(笑)。
写真は撮れなかったので、ネットから借りてきました。
(上の僕の写真にも、少しは映っていますが・・・)
で、この「金の扇風機」(笑)をくるくる回すことによって、運気を変えられ厄払いも出来るというので、人気なのです。
この回し方ですが、幸運がたくさん欲しいからと、むやみやたらに回してはいけないんだそうです。
まず、お線香を供え、次にそばにある太鼓を叩いて、「車公」に自分の願い事を伝えます。
それから車輪を時計方向に回しながらもう一度祈願、というのが正しい作法とか。
僕は前の人のやり方を見ながら、僕と皆様の開運と厄払いをお祈りしてきました、本当です。
きっと「車公」のご利益があることでしょう(笑)。
更にここには沢山の色とりどりの風車も飾られ、売られてもいます。
売店なども明らかに観光客と分かる人間への目は厳しく、写真を撮る雰囲気では全然なく、ネットからの借り物写真で、その雰囲気をお伝えするに止めざるを得ません。
(吊り下げ型のお線香との写真は、ぜひ撮っておきたかったのですが・・・)