タクシン派の暴走で一時は閉鎖もされていた「サイアム・パラゴン」、もちろん完全復活しています。
裏手には新築のサイアムケンピンスキーホテル・バンコク(Siam Kempinsky Hotels Bangkok)もオープンしました。
写真は撮りませんでしたが、緑と水の大きな庭が印象的な豪華ホテルでした。
中は相変わらず5★ブランドで固められていて、人々の往来も多く、タイの景気もそう悪くないのでは?と思わせる活況ぶりでした。
季節のディスプレイもゴージャス系です。
で、「サイアム・パラゴン」一行列がすごかったのは、日本でもお馴染みの「クリスピークリーム」(Krispy Kreme)。
タイ人はあまり行列しないと聞いていますから、この混雑振りはすごいですね。
英語の出来る店員に聞くと、30~40分待ちくらいだろうとのことでした。
超高級ブランド店では当然お買い物出来ないので(笑)、お土産はどうしてもGフロア(1階)で食料品ってことになってしまいます。
今回はこの「スパイス・ストーリー」(Spice Story)という香辛料専門店で、色々と・・・。
クラッシュした(パウダーじゃない)唐辛子、ニンニクのチップ、レモングラス・・・などちょっときれい目のガラス瓶に入ったものを・・・これは結構うちの奥さんには喜ばれました。
お腹も少し空いたのでいつも気になっている店で。
それは「コーヒービーンズ・バイ・ダオ」(Coffee Beans by Dao)というカフェです。
いろいろなところに店のあるチェーンのカフェですが(「コンラッド・バンコク」の裏のソイ・ルアムルディにもあります)、どこも本当に混んでいます。
それもタイ人で混んでいるんです。
値段はそう安くはないのに、ランチ時にはどこも大抵席待ちの行列が出来ています。
だから一度試してみたかった・・・。
丁度この時はマネージャーと眼が合って「混んでますねぇ」などと少しお話、するとどういうわけか(マネージャーに気に入られた?外国人だから?)、空いたばかりの席にウェイティング・リストをすっとばして僕を座わらせてくれました。
その後も「味はいかがですか?」とか何度も聞きにきてくれたりもしました。
有り難いことですが、これは何故?
(チップをあげなくちゃいけなかったかな?笑)
このカフェ、カフェというよりはカフェ・レストランといったほうが良いようなメニュー構成で、食事メニューが豊富です。
きっとこれも人気の理由なのでしょう。
僕のオーダーは揚げたソフトシェルクラブと塩漬けビーフの炒飯のチリとガーリック添え。
期待して食べてみます。
ん?
両方とも味は普通・・・何ら特別な感じがありません。
前者はその材料で、後者は容赦ない辛さ・塩ょっぱさいかにもタイですが、どう考えても普通です。
(値段はドリンクも入れて、500バーツ後半まで行きます)
何で、このレストラン、こんなに人気があるのでしょう?
街の食堂よりお洒落、高級レストランよりは安め、きっとそんな「中高級」路線にこのダオさんが始めたカフェは大当たりしたのでしょう。
今のバンコクの普通の人にはお洒落スポット?
お金持ちには気楽に入れるカジュアル店?
甘すぎない日本風のケーキ(マネージャーの言)も魅力的でしたが、これ以上は食べられませんでした。
確かにケーキのテイクアウトにも行列が出来ていました。
どうしてこの店がこんなに人気なのかは味的にはいまだに?ですが、路線的には何となく流行る理由が分かったような気がしました。