最近仕事で大阪の時には、某大手チェーンのビジネスホテルが用意されていることが多いです。
この時もそのホテル、でも仕事の後はちょうど秋の3連休の中日(なかび)という某日、大阪滞在を自腹でもう一日延ばし、大阪をall play no workで「男の休日」(笑)してみようと考えたのです。
ところがこれを計画したのが、連休の約2週間前。
予約したい日は連休の中日からの一泊、当然のことながら大阪のホテルは全然空いてないか、空いていても超高い日程!
僕がそれまで泊まっているはずのビジネスホテルだって、いつもの倍以上の値段になっています。
どうしよう。
そんな時メンバーになってて良かったと実感したのが、今回取り上げる「ヒルトン大阪」です。
(四ツ橋筋側「ヒルトピア」の入口は工事中でした)
というのは、何と連休中日のこの日に「ヒルトン大阪」にはヒルトンのポイントで無料宿泊出来る空きがまだあったのです!
連休前日、初日にはこうした特典宿泊の空きはなく、それどころかネット上では予約すべて不可、全館満室という状況。
この中日だって、有償宿泊なら一番安い部屋でも4万以上というとんでもない値段が付いていたのです。
良かったぁ、即ポイント宿泊のボタンを押します(笑)。
ヒルトンHオナーズのポイント、50000ポイント。
以前より改悪されたヒルトンのポイント宿泊ですが、こんな高価格の繁忙期での宿泊なら、ポイントの使いでとしては充分すぎるほど充分です。
「ヒルトピア」のドアを入ると、吹き抜けのこの場所はイヴェント・スペース。
その奥に「ヒルトン大阪」の入口が・・・。
これがロビー。
椅子と絨毯以外はほとんど改装されていない(たぶん)、ちょっと懐かしい昔スタイルのレセプション・エリアです。
奥に見えるドアが、このホテルの正式エントランス。
車やタクシーでここに着くと使うドアです。
ここから道一つ渡ると(ホテルから約15メートル)、伊丹空港行きの空港バスの停留所、これは本当に便利です。
で、今回の宿泊、無料ポイント宿泊のはずなのに、ブログ・タイトルに「2400円@ヒルトン大阪」と・・・。
2400円?
これが、今回この宿泊を記録に残しておこうと思った理由の一つで、これは予約の際に送られてくる確認書に付いているいくつかのアップグレード・オプションの中の「Early Arrival Opportunity」というものを、2400円で利用したということなのです。
これは最近よく表示されるようになったオプションで、要は有料でアーリーチェックイン出来るかもしれませんよ(確約ではない)というもの。
僕は今回早くチェックイン出来れば自分にとってとても都合が良かったので、繁忙期にもかかわらずこのオプションがOKなら、最高だったのです。
英文での「Early Arrival Opportunity」の詳記ですが
Early Arrival Opportunity , 8am-12pm
By selecting this option, you may be able to check-in between 8am and 12pm if a room is available.
Enjoy the convenience of up to six (6) additional hours in your room
Unpack, relax, and then enjoy the splendors of the property
Note: the standard check-in time is 2pm. If awarded, this request will be fulfilled upon arrival
となっています。
つまりOKなら、朝の8時からチェックイン可能で、通常の午後2時より6時間も早くチェックインが出来るというのです。
ただ、「if a room is available」ならですから、チェックインするまでアーリーチェックイン出来るか分からないところがネックといえばネックです。
僕の希望チェックイン時間は午前10時、果たして無料ポイント宿泊の僕に、しかもこの繁忙期に、果たしてアーリーチェックインは可能でしょうか?
ネット上では前日は満室、空きは無しと出ています。
まず、僕は宿泊前日、それまで泊まっていたビジネスホテルのベッドに寝そべりながら、「ヒルトン大阪」に電話。
予約の再確認ということでフロントの人と話すと、僕の「Early Arrival Opportunity」のリクエストはしっかり伝わっている様子、でも「本日は満室をいただいておりまして、ご希望に添えるか確約は致しかねます」という型通りの答が・・・。
それはそうでしょう。
仕様がないか、やっぱりとあきらめかけると、途中から僕のヒルトンでのステイタスに触れ、「何とかリクエストにお応えしたいと思っておりますが・・・」とニュアンスが変わってきたのです。
そこで僕は「部屋が空いていれば、部屋タイプなど何でも良いです」と追い打ちを・・・(笑)。
もちろん確約は最後まで得られませんでしたが、完璧に駄目ではなさそうな匂いを感じたので、ビジネス・ホテルを朝9時半にチェックアウト、10時前に「ヒルトン大阪」に到着です。
ドアマンは「チェックインでらっしゃいますか?まだお時間が・・・」と時計を見るしぐさをします。
でも「アーリーチェックインをお願いしてあるのですが」というと、後はスムーズ。
僕を引き受けてくれたレセプショニストは、PC画面をやや長めに凝視、そして「了解」といった感じに笑顔になると、「お部屋のご用意は出来ております」と・・・。
やったぁ!
空きがあったんだ、こんな忙しそうな日に。
それとも早朝にチェックアウトの人がいて、部屋の清掃がもう済んだ?
でもこれは僕のヒルトンでのメンバーシップ・ステイタスゆえの優遇だったような気がします。
改めて、上級メンバーで良かった・・・。
有難うございました<「ヒルトン大阪」さま。
「空いていればどんな部屋でも構わない」
といってありましたが、アサインされた部屋は28階と・・・。
このホテルは29階まではデラックス、30階以上がエグゼクティブ・フロアですから、今回はデラックスにはなった(1ランクのアップグレード)ということです。
もちろん32階にあるエグゼクティブラウンジの利用も可能と・・・。
「ヒルトン大阪の」のデラックスってどんな部屋だったでしょう。
前に泊まった時はエグゼクティブだった記憶なので、興味あります。
あ、思ったより良い感じじゃないですか。
広さは30㎡くらい。
いかにもヒルトンの襖と障子はお約束として、光沢ある鏡面仕上げのヘッドボードが印象的なベッド、曲線を描くスプリットソファ、そしてガラスのライティングデスクなどが良いアクセントとなったモダン・テイストな部屋でした。
30㎡という面積より広く感じるのは、前日まで狭いビジネスホテルにいたせいでしょうか。
デラックスのベッド一台の部屋には、ベッド幅が1.6メートルのクイーンと、1.8メートル以上のキングの部屋が混在しているようですが、これはクイーンの方でしょう。
ややスプリングが甘くなっている気がしますが、ベッドメイク、リネン類などは問題なし。
このスプリットソファはオットマンと組み合わせていろいろなスタイルに使え、ベッドから大き目のピローをここに持ってきてクッションとして使うと、かなりくつろげました。