あるウィークデイの僕の休みの日、東京からほんのわずかで行けるリゾート地、箱根に行ってきました。
普通に仕事を終わり、東京駅でうちの奥さんと待ち合わせ。
何でも奥さん、かなり忙しかったらしく、デパ地下とかで買い物する時間もなかったと。
なので、僕らは東京・小田原間で本当に久しぶりに駅の売店で買った駅弁を夕食に・・・。
これといった特徴もない普通の幕の内弁当でしたが、電車の中で弁当を食べることのほとんどない僕らは、駅弁というだけでちょっと嬉しかったして・・・(笑)。
小田原で乗換え、箱根登山鉄道に。
箱根湯本からは更に小さな電車に乗り換えます。
もうこの時間、箱根湯本からの電車は1車両に客は1~2人といった感じ。
周囲は真っ暗。
昼間ならさぞかし緑がきれいでしょうに・・・。
目的地の強羅までは約40分、途中にスイッチバックする箇所が3か所もあります。
途中駅はすべて無人駅、切符は降りる客毎に車掌が回収に走っていました。
強羅で降りたのは僕ら夫婦と、たぶん台湾からの男性2人組だけ。
駅前はタクシーの看板に明かりが点いているくらいで真っ暗、でもタクシーは停まっていません。
どうしようと思っていると、1台のタクシーが・・・。
どうやらこういう遅い時間は電車の到着時間に合わせてタクシーが来るようになっているようです。
僕らの予約した「ハイアット リージェンシー箱根リゾート&スパ」へは所要時間5~6分、値段は基本料金。
もちろん昼間なら小田原駅とホテルを結ぶシャトルバスもあるし、強羅駅からの無料送迎もあります。
着いたホテルは闇夜の中にひっそり。
タクシーを降りると、きりっとした冷気にジャケットを羽織りたくなります。
ドア周辺は無人。
ただこんな夜遅い到着は少ないらしく、満面の笑みで迎えてくれたレセプショニストは、名乗る前に僕らのことを認知してくれていました。
チェックインはテーブルの前に座ってのもの、全体に丁寧で不足のないものでした。
ダイアモンドの特典としては部屋のデラックス・ルームへのアップグレード、2名分の朝食無料、レイトチェックアウトなど・・・とのこと。
インテリアはさすがのハイアット・タッチ。
そう高級ということもありませんが、何ともスマートにまとめています。
でも、ここ、「森トラスト」が会員制ホテル「グランフォーレヴィラ強羅倶楽部」として建設したホテルをリニューアルしたもの。
実際には「グランフォーレヴィラ強羅倶楽部」 → 「グランフォーレ強羅ホテル」 → 「モルガン・スタンレー」に売却 → 2006年「ハイアットホテルアンドリゾーツ」の一つとしてリニューアルオープン → 「モルガン・スタンレー」より香港の「SUN HUNG KAI」に売却・・・という経緯をたどっています。
日本のハイアットとしては8番目のホテル。
レストラン・スパ・ロビーなどのリニューアルはお馴染み「スーパーポテト」、逆に客室などはオリジナルのままに近いそうです。
僕の予約レートはハイアットのウェブからで、マイ・エリート料金の一泊一室26400円(すべて込み)というもの。
このホテルはリゾートホテルらしく、部屋代のシーズナリティがすごくて、週末や休前日には値段が相当に高騰します。
この日はGW後のウィークデイ、かなり値段の安い方の日だったと思います。
レセプショニストが館内を案内しながら部屋まで案内してくれます。
ここは地上6階建て(北館、東・西館)、全79室のホテル。
レセプションから階を一つ降りると、このホテルを特徴付ける「リビングルーム」が・・・。
ここで午後4時から7時まで、シャンパン・生ビール・ワイン(白・赤)・コーヒー・紅茶・ジュースの、フリーフリー・サービスがあります。
僕らが行った数日前に中央の暖炉は本物(?)が終了、蝋燭での明かりに変わっていました。
以前来た時はもっと寒い頃、ぱちぱち燃える本物の暖炉の周辺で、暖炉の温もりを直に感じながら、あるいは中庭の自然を望みながらアウトドア・テラスで、好みのドリンクをいただけるサービスはなかなかに印象的なものでした。、
朝7時から10時にもコーヒー・紅茶・ジュースなど同様のサービスがあります。
そんな説明を受けながら、図書室というか談話室の「ドローイングルーム」の脇を抜け・・・
(こういうところ、いかにもハイアット風だなぁと思います)
アサインされた4階で降りて、部屋に案内されます。