reduced rates! 33222円@「コンラッド東京」 (8) 「コラージュ」の続き

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僕らがバースデイ・ディナーをした「コンラッド東京」の「コラージュ」というモダン・フレンチのレストラン。

「ゴードン・ラムゼイ」時代からシェフはそのままで、名前とスタイルをリニューアルしたようですが、相変わらず(?)客はそう多くないよう。
値段的な問題もあるのでしょうか?
パンは料理に合わせて、いろいろ出てきます。
それぞれ説明はあるのですが、それがどうしてその料理と「合う」のかはよく理解出来ませんでした。
もちろんどのパンもパンとして美味しく出来てはいるのですが・・・。
料理3皿めは甘鯛のポワレで、これはこのコースでの白眉。
特にその焼き方、松笠のようにといったら良いのでしょうか、皮目が少しめくれるくらいにカリッと火が入れられて、これはかなり美味しかったです。
ソースは蛤とトマト。
皿の周りには唐辛子などミックス・スパイスが塗ってあり、少し付けると、味がまた変化してきます。

相変わらずいろいろなパンが出てきます。
オリーブが練りこんであるものとか、トマトの入ったものとか・・・。

メインの肉料理は黒豚のサルティンボッカ。
サルティンボッカ(saltimbocca または saltinbocca)とはイタリア語のはずで、「口に飛び込む」という意味。
仔牛肉・鶏肉・豚肉などに、生ハムとセージを乗せたり並べた料理のことを言います。
ソースはマルサラ・ワインで作った濃厚なソースで、これは別皿のソースをたっぷりすぎるほどかけていただきます。

その他、例によっていろいろな素材が少しづつ組み合わされていますが、美味しさよりもそのチマチマ感のほうが上回ってしまうように思えるのは、僕が大食漢だからでしょうか?
これならこれで皿数を抑えて、一皿のボリュームを増やして、「肉食ったぁ」感を心底味あわせてもらいたいです(僕的には、です)。
ここからはデザート。

これは食べると口の中でアイスコーヒーになる冷たいスイーツ、正式なタイトルは知りませんが、この店風に名付けるなら「アイスコーヒーの再構築」?
ここで頼んでおいたバースデイ・ケーキの登場です。
これはヒルトンプレミアムクラブジャパン(HPCJ)・メンバーの特典で、バースデイ前後1か月間なら有効、レストラン利用の3日前までの申し込んでおくと、バースデイ・ケーキがプレゼントされるというサービスです。
出されるケーキはレストランの格に比例するようで、ここのケーキはとても無料のプレゼント用とは思えない豪華なもの。
僕らは事前にケーキに蝋燭は立てないで、歌も歌わないでと頼んでおき(恥ずかしいから)、この後ケーキは部屋に運んでもらい、ここではコースのデザートだけをいただきました。
次のデザートは温かいもの、焼きたてのスフレでした。

シースルー・スフレとギャルソンは言ってましたが、シースルーの意味は?
たぶん器がスフレでよく使う白い陶器じゃなくて、ガラスの器だからでしょうか。
付けあわせのアイスクリームと一緒に食べても、「熱い・冷たい」で美味しいです。
ブラッド・オレンジ風味。
デザート3皿め(!)は「ショートケーキ現代風」というタイトルだそう・・・。
ショートケーキの各要素を分解、アーティスティックに再構築したようなスイーツでした。
美味しいんですけど何もこうしなくても・・・と感じなくもありません。
最後にコーヒーとミニャルディーズ。

皆さんはいかが感じられました?
「さまざまな種類、性質やパターンの素材を切り貼りし組み合わせることで作り出される」という料理、「何もそこまでしなくても」感の残る料理もあり、繊細は繊細、美味しいのは美味しいのですが、どこか不完全燃焼だったところもあるディナーでした。

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