この5月(20日)で開業50周年を迎えるという「ホテルオークラ東京」に泊まるチャンスがありました。
(http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/special/50th_anniversary/)
一時は東京を代表する最高級ホテルと謳われ、「帝国ホテル」や「ホテルニューオータニ」と共に東京の御三家ホテルとして、その名声を欲しいままにしていたホテルです。
今をさかのぼることXX年前、僕ら夫婦もここで結婚式を挙げ、翌日ヨーロッパへハネムーンに旅立った思い出があります。
以後宴会や食事でここに来ることは相当回数あっても、こと宿泊となると以外にその回数は少なかった、特に最近は・・・です。
ここに足が遠のいてしまった理由の一つに、同程度以上の設備を誇る新しいホテルが次々に開業したということもあるでしょうし、もしかするとアクセスが不便ということもあったかもしれません。
地下鉄なら銀座線の虎ノ門駅か溜池山王駅、日比谷線なら神谷町駅、南北線では溜池山王駅・六本木一丁目駅辺りを利用すればそんなには歩きませんが、直近の駅というのが一つもありません。
六本木という盛り場からもちょっと距離があります。
このホテルに行くのにはタクシーが一番便利・・・というのは、最近ではマイナスの面のほうが大きそうです。
僕はこの日、他の用事の帰りだったので汐見坂の方から行きました。
なので、まず見えてきたのは宴会場玄関。
あぁ、この「ホテルオークラ東京」の外観。
周りにいくら高い新しい建物が建ったとしても、ここだけは全く昔の通りです。
季節の鯉のぼりも、最後の桜と共にホテルに良くマッチしています。
ホテルに向かって右側を、そう、霊南坂に沿う形で「オークラ公園」を上がっていきます。
一朝一日には出来あがらない緑の植え込みの中、桜の花がまだまだ最後の力を振り絞っていました。
この本館入口脇にある「オークラ公園」を下から上ってきたのです。
そしてここを左に曲がれば、「ホテルオークラ東京」の本館。
(右側に別館と、特徴ある屋根の大倉集古館も見えています)
こんな和風の塀と松が似合うホテルも、「目黒雅叙園」辺りを除けば東京にそうはないでしょう。
いや~、やはり凛とした良い建物ですね、新しくはないけれど・・・。
この本館は大倉財閥の大倉邸の敷地に、そして別館の方はJALの創業者である松方邸の敷地に建てられています。