「ちょっと高雄まで」週末弾丸 (13) 蓮池潭

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「興隆居」や「果貿來來豆漿」の肉まんで、台湾らしい朝食を堪能。
肉まんそのものの味もですが、庶民的な朝食店の賑わいと雰囲気に、僕の旅心は大満足。
眠気なんて吹っ飛んじゃう実に興味深い時間を過ごせました。
その後はタクシーで、高雄一の観光名所に・・・。
「蓮池潭」です。
MRTでも行けるのですが、一般の観光客が多くなる前に見ておきたいと、タクシーで朝の高雄をひた走り(TWD180)。
ちなみにタクシーの初乗り料金はTWD85です。
「蓮池潭」とは高雄の左営区というところにある全長1.4キロほどの湖のこと。
この湖周囲には中華風な塔や寺廟(孔子廟・龍虎塔・春秋閣・五里亭など)が立ち並んでいて、高雄の代表的な観光スポットになっているのです。

以前はちょっとアクセスしづらい場所だったここも、台湾高鐵(台湾高速鉄道)開通後は、その「左営」駅から「蓮池潭」北側や「孔子廟」なら徒歩圏内に(15分くらい?)・・・。
でも、僕はタクシー利用なので、南側に位置する一番人気の「龍虎塔」前から見学を始めます。
タクシーを降りて目に入ってくる、ちょっとおもちゃのような2つの塔。
これが「龍虎塔」、逆光がすごくて、見ずらい写真で申し訳ありません。

カラフルでポップな色彩に彩られた龍と虎が大きな口を開けています。

中に入ることも出来るのですが、この看板に龍の方の口から入りなさいと書いてある様子。

何でも台湾では一番良い動物=龍、一番悪い動物=虎と信じられているんだそうです。
だから龍の口から入り、虎の口から出てくると、災いが消えて、吉が増すんだとか・・・。
間違っちゃった人は、もう一度龍の方から入り治すようにとまで言われるそうです。
「龍虎塔」に行くまでには、この入口からクネクネ曲がる架け橋を歩いていきます。
お爺さんが、もう何年もそうしているのでしょう、ほとんど儀式のような所作で、この入口に立つ龍の石像を一心不乱に触り続けます。

朝一番に比べると陽は出てきましたが、「蓮池潭」の北の方はかすんで見え、それがまたちょっと良い感じです。

朝だからでしょうか、池には蓮の花が・・・。
あ、来た時には閉じられていた「龍虎塔」への入口が開きました。
もう入れるようです。

中華風のキッチュな絵の描かれた龍の口の中を抜けると、そこには寄付とは書いてあるものの、何がしかのお金を払わないと・・・の雰囲気を漂わせる(?)オジさんが座っています。
僕はポケットにあったTWD10を・・・。

するとオジさん、にっこり笑顔で僕に絵葉書を1枚くれます。
僕が絵葉書を見るためにちょっと歩を止めると、どういう訳か絵葉書を更にもう1枚くれたのです。
僕が物欲しそうに見えた?
それともTWD10は多過ぎた?
塔の中は急な螺旋階段を上へ上へ・・・。
一番上の階。
おぉ、良い景色。

湖の中に突き出た中国風の東屋「五里亭」が印象的です。
思わずパノラマ撮影を・・・。

お隣の虎の方の塔にも上ることが出来ます。

まだ僕の他には誰もいないこの観光名所、とても静かな雰囲気の中でこの景色をゆっくりゆっくり楽しむことが出来ました。

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