「ハイアットリージェンシー那覇沖縄」に泊まった翌朝。
那覇はもう朝からすごい天気、すごい気温、そして湿気です。
朝刊が各部屋に配られ(希望は聞かれませんでした)、前夜頼んでおいた靴磨きも仕上がっていました。
朝食を食べる前にホテルの周りを散歩して、お腹を空かせます。
ホテルを出て「桜坂中通り」を少し下り、壺屋に入って行きます。
歩いてすぐのところにある「壺屋焼物博物館」には付近の地図が・・・。
そう、この辺りは古い建物が残り、そこかしこにある沖縄の焼き物(方言で「やちむん」といいます)の工房や歴史に触れながらぶらぶら歩きが出来る、絶好の散歩コースなのです。
ちゃんと工房を覗きたい、何か焼き物を買いたいという人は午前10時を過ぎないと無理でしょうが、戦争の被害の少なかったこの壺屋地区には、昔ながらの風情溢れるノスタルジックな町並みがまだ多く残っていて、歩くだけでとてもリラックス出来るのです。
こんな工房や店が、車通りの激しい「桜坂中通り」から歩いて数分のことろに点在しています。
しかも周囲には濃い緑が一杯。
こんな細い道が奥へ奥へとうねうね続いています。
こういう路地を、沖縄では「すーじぐゎー」というそうです。
「すーじぐゎー」を直感だけで、あちこちぶらぶらしてみます。
緑に覆われた石垣の間からは、時々猫も顔を出します。
この辺りも「桜坂」同様、猫は多いようです。
いかにも沖縄の石垣。
「すーじぐゎー」の奥にもカフェや沖縄そばの店など、隠れ屋系の店がいくつも点在しています。
少し丘の上に上がっていくと、まだ普通に残ってますねぇ、こういう建物。
良いなぁ、このコンビニ(?)。
こんな屋根も残ってるし・・・
ハイビスカスもあちこちに。
こんな史跡もありました。
沖縄県指定文化財の「南窯」(ふぇーぬかま)は、壺屋にただ一つ残った「荒焼」の「登り窯」。
琉球王府が全島各地から窯を集め統合した際に、王府が作って与えたものだそうです。
隣にあった「北ヌ窯」に対して南に位置していたことから、「フェー(南)ヌ窯」と呼ばれたと・・・。
緑濃い木々に囲まれて建つ登り窯の向いには、窯の敷地の一部を利用したカフェもあります。
小高い丘の上からホテルを見たところ。
古いままの沖縄と最新の沖縄が一枚の写真に・・・。
さぁ、そろそろホテルに帰りましょうか、朝食の時間です。