「花山椒」でランチ (1)

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数日、その一部を仕事にかこつけながら、汐留のホテルをホッピングしていました。
ここはお馴染み「パークホテル東京」の25階、レセプション前の「アートラウンジ」です。
ここで出される軽食も、「タテルヨシノ・ビズ」や和食の「花山椒」などと同じで、抑えた値段の中で割と美味しいという印象。
それに比べて宿泊の方は・・・、いつも通り高級ホテルとは呼べないシーンの連続でした。
レセプションも乱雑なカウンターの中が見えちゃってました。

この日は生憎の雨、天気なら真正面に見える東京タワーもすっかり灰色の中に消えてしまっています。
気分は和食だったので、ランチは「花山椒」で・・・。
店内中央には桜がディスプレイされていましたが、ちょっと寂しいディスプレイでした。

この時期、姿かたちの良いたっぷりの桜なら季節感とゴージャスさを十二分に感じさせてくれるのでしょうが、これではちょっと貧相です。

店内は和食の店とはいってもモダンな味も出したもの、窓際席、カウンター席の他に、こんな薄いカーテンで仕切られた席もあります。
全体に手軽な値段設定なせいか、僕と同じようにここのレストランは割と美味しいと思う人が多いからでしょうか、この30分くらい後にはほぼ満席の盛況でした、雨の平日なのに。
僕らは4980円のランチのコースをオーダー。
スパークリングワイン一杯からスタートです。

先付は菱胡麻豆腐。

菜花が季節感を出し、旨出汁は飲み干せます。
八寸には、のれそれの沖漬、浅利笹巻ずし、数の子ねり粕漬、蒲公英胡麻よごし、蓬麩田楽が盛られていました。

のれそれは久しぶり。
のれそれとは穴子の稚魚のことで、土佐の方では春の象徴のような珍味です。
煮物は蛤真丈の潮仕立、蕗のとう、梅花麩とこれまた季節感たっぷりのもの。

出汁のほっとする旨さに日本人であること、そして季節の素材に春が来ていることを実感です。

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