これは修行かも?週末香港弾丸 (16) 最悪だった香港空港、CXラウンジ

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帰国便変更したのである程度の安心をしていたshackinbaby、「天外天」から帰ってきた時のあまりの土砂降りぶりとタクシーの捕まらなさに再び心配になってきます。
変更したフライトは日付の変わった深夜1時発のキャセイパシフィック航空CX524便。
通常なら午後11時頃ここを出てタクシーで九龍駅へ、そこからエアポートエクスプレスを使えば、e道も通れるし、時間的に大丈夫という計算なのですが、こんな日はどうでしょう?
リージェンシークラブ・ラウンジに行ってレセプショニストと相談したり、PCで天気予報や空港の出発状況をチェックしたり・・・、どうにも落ち着きません。
午後10時頃、最終的にラウンジに行くと、僕の顔を見るなりレセプショニストが
「ミスターshackinbaby(本当は本名で)、タクシーが全然捕まらないようです。
いかがいたしますか?
ホテル・リムジンをお使いなら早めにご予約いただかないと、こちらも難しそうです」と・・・。
わぁ、そんな状態、どうしよう(泣)。

でも、そこで僕、ふと考えました。
タクシーが来なくても、ホテル・リムジンを使わなくても、エアポートエクスプレスさえ動いていれば空港まで行ける方法がある・・・。
エアポートエクスプレスはよほどのことにならなければ止まらない。
今のところちゃんと動いている、PCでチェックしました。
で、どんな方法?
これです。
エアポートエクスプレスの駅とホテルを繋ぐ無料シャトルバス。
タクシーは捕まらなくても、このバスは動いてるでしょう。

すぐにラウンジ経由でホテル地下のベル・デスクに電話、シャトルバスは来ているか、と。
すると、答は「遅れていますが、動いています」。
やったぁ、これだ、この方法で九龍駅まで行ける(ニコッ)。
そこで予定より早めの午後10時半チェックアウトして、地下のタクシー乗り場に・・・。
顔馴染になったベルが
「タクシーがなかなか来ないんです。これだけの方がすでにお待ちになってらっしゃいます」
と困り顔で。
確かに10数人が待っています。
そこで僕、「エアポートエクスプレスのシャトル・バスに乗りたいんだ、空港に行くんだよ」と。
すると時計を見ながらベル、「バスならもうすぐ来ると思いますよ」とほっとしたような顔で・・・。
果たして待つこと約10分でK3ルートの無料シャトルバスがやってきました、
その間、一台もタクシーは来ません。
待つ人はまた増えています。
バスに乗り込む僕、うらやましそうに僕を見るタクシー待ちの人たち。
その中の明らかに母国語が英語ではない家族がこのバスに乗れないのか?とベルとバスの運転手に食い下がります。
必至な顔つきで・・・。
でも残念ながら、このバスは行き先が決まっている、停留所は決まっているので、かわいそうですがそれは駄目。
もし彼らの行き先がこの先、九龍駅に行くまでに停まるホテル(「リーガル・カオルーン」、「ホテル・アイコン」、「ホテル日航」、「インターコンチネンタル・グランドスタンフォード」、「カオルーン・シャングリラ」)なら、エアポートエクスプレスに乗らなくても、こんな日ですもの許されるんでしょうけど・・・。
この時間にホテルを出発する客は少ないようで、途中のホテルから乗ったのは僕の他1組だけ。
超お金持ちそうなロシア語を話す熟年のカップル、ルイ・ヴィトンの大きなトランクがいくつも・・・。
「シャングリラ」のポーターは荷物をバス内に運びながら
「このバスしかないですよ、これに乗って行ってください」と。
ご夫婦は明らかに不満そうで、「こんなバスに自分たちは乗るのか」といった不機嫌な表情です。
きっとタクシーも来ないし、ホテルのリムジンも出払っていたのでしょう。
土砂降りと稲光の中約15分、エアポートエクスプレス・九龍駅に着きました。
ここでもロシア人ご夫婦、荷物を自分で下しません。
ただひたすら大声で「ポーター、ポーター~」と呼ぶのみ。
普段から自分で荷物を下ろすなんてことしたことがないんでしょう。
でも多分この駅にはポーターはいないはず、その後どうなったのかは??です。
エアポートエクスプレスは全くいつも通り。
到着した香港国際空港第1ターミナルも見たところ取りあえず普段と変わりありません。

キャセイパシフィック航空のチェックイン・カウンターもそう混んでいるわけでもなく、レセプショニストも僕の乗るCX524便は「オン・タイムの予定です」とはっきり言ってました。
あぁ、そうなの?
何だ、僕、心配し過ぎ?

でも、デパーチャー・ボードを見ると・・・
何これ?!です。
どの便もディレイがすごい、軒並み朝の2時とか3時の出発予定になっています。
中国語の「預計」ばかり表示されています。
やっぱり~。
関空行きは3時40分に「預計」表示されていますが、我がCX524便は何もなし、取りあえず「よしよし」です。
出国はe道通過で簡単。
で、出国すると空港の様相は一転、中はどこも激混みです。
カウンターには長い列。
立ち尽くす大きな荷物を持った人たち。
免税店が混んでいるとかの混み方ではない混み方です。
明らかにディレイしている便が多いので、人がコンコースに溢れている感じなのです。
こうなると、もう早くラウンジにでも逃げ込んで、出発までまったりしてるしかないと考え、CX524便の出発ゲートを見てみますが、なかなかゲートが表示されません。
そこでキャセイパシフィックがこの空港に展開している6つのラウンジの中で、ファーストクラス・エリアはないものの、まだ行ったことのない一番新しい「ザ・ブリッジ」に行ってみようと・・・。

通常の日ならもうそろそろラウンジには人が少なくなる時間でしょうが、この日は大違い。
この本当に広いラウンジが、どこもほとんど埋まっています。
ソファで熟睡系の人も一人二人ではありません。
そんなに寝ちゃって乗り遅れないの??ですが、あらかた2時とか3時の出発予定ですから、まだ2時間は寝られるんでしょう。

僕は初めてのラウンジなので、いろいろ見て回ります。
ここは南ウィングの「ザ・ビストロ」。
洋風・中華の他に、デザート・サラダまであります。

バーにはおつまみに(?)サテがあったので、これだけは頂きました

奥に行っても次々にダイニング・スペースが現れます。
うん、ここにしよう。
ここでこの辛いタイ風グリーン・カレーで、僕の夜食としました。
時間は日付が変わりもうそろそろ出発時刻です。
相変わらずボードにはゲート名が表示されず、ディレイとも出ません。
カウンターまで出向いて聞いてみますが「sorry, not yet」ばかり・・・。
眠いし、いらいらしてくるし、まさか他の人のように一眠りなんて出来ません。

目をつぶってはすぐに目を開けて・・・。

午前1時10分、1時40分発にディレイの表示が出ました。
でもゲートナンバーは表示なし。
だいぶ混乱しているようです。

1時半ごろ、表示が2時20分発に変わり、ゲート番号も表示されました。
あぁ、やっと・・・。
表示されたゲート(あまりに疲れて眠くて、何番か忘れました)に移動すると、そこにはCX524便の表示はあるものの、ゲート入口は無人。
キャセイパシフィックの人など誰もいません。
ここで良いの?

2時過ぎ(もう朦朧として時間不正確)、キャセイパシフィックのクルー登場。
相変わらずゲートは閉ざされ無人なので、彼らもただ立って待っているだけ・・・。

たぶん3時半頃(もう、ほとんど覚えていません)、やっと搭乗開始となりました。
僕が覚えている限りでは抗議したりもめたりする人はおらず、皆淡々と指示に従っていた感じです。

この後も実はさらに遅れたのです。
この悲劇の続きは次回、最終回で。

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