もうこれ以上食べられません(笑)、ホーチミン弾丸 (12) クックガッククアン(C?c G?ch Quan)

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早朝着いた「ホテルニッコーサイゴン」。
昼の2時にはチェックアウトして、今度は街の中心部に位置する「パークハイアットサイゴン」に移る予定です。
ホテルでたっぷり2時間朝寝したので気分はすっきり、思った以上にいろいろ動けそうです、そして食べられそうです(笑)。
これまで①「サクララウンジ」の軽食、②JAL機内食、③「NOW ZONE」のフードコートでブンボーフエと食べてきましたが、いよいよ本格的なベトナム料理食いまくりの開始となります。
ランチに向かいます。
候補はいろいろ考えていたのですが、最終的に僕が決めたのはベトナム家庭料理の「クックガッククアン」(C?c G?ch Quan)という店です。
日本語にすると「煉瓦」という意味のよう。
この店、ホテルの位置からするとだいぶ北の方で、次に泊まる「パークハイアットサイゴン」からの方が行きやすいのですが、お腹が絶好調、タクシー料金も安いとくれば、今ここの選択も悪くないかもしれません。
僕がウェブ・サーフィンしていて、ぐっと来た店なのです。
場所は1区の「タックティータン通り」。
「ハイバーチュン通り」を隔てて隣はもう3区、すぐ近くにはベトナム料理といえばまずここ!の有名なレストラン、「バインセオ46A」があるロケーションです。
ベトナム風お好み焼き、いやクレープのバインセオを食べにこことセットにとも思いましたが、一度に両方はお腹が無理っぽい・・・。
直感で行きたかった「クックガッククアン」にまず行くことにします。
ホテルに待機しているのは「ヴィナサン・タクシー」、乗るとホテルのドアマンがタクシー情報を書き入れたカードをくれ、対応は完璧です。
信頼のブランドと言われている「ヴィナサン」や「パークハイアットサイゴン」だとここになる「マイリン・タクシー」は、運転手もしっかりワイシャツ着用、最低限の英単語理解可能、冷房完備、明朗会計と噂通りでした。
乗ること約20分弱、料金にして77000ドン(=約380円)、日本人にしたら信じられないような値段。

そしてここが「クックガッククアン」。
閑静な住宅街といった地域に、ひっそり建っています。
古い一軒家のリストアでしょうか、真っ白の壁や優美なシェイプの曲線がコロニアルな感じを出し・・・

一歩店内に入ると、何とも独特の雰囲気が広がっています。
何でもオウナーも建築家で、デザインなどはベトナムで有名な人が手掛けたものとのこと。
フレンチ・コロニアル+レトロ・ベトナム+中華風+エキゾチズムが渾然一体となったような店内です。
すごく良い感じ、食事にもただカフェ的な使い方にも・・・。

ディテールにも凝っていて、テーブルの上の籘製の蠅帳(ご存知ですか?)もお洒落だし、厚いメニューもとても良い感じ。
化学調味料を使わない野菜中心のベトナム家庭料理を標榜していて、その野菜メニューは圧巻。
全部で数百種類にはなるかもしれない野菜、野菜、野菜・・・です。
これは生絞りのジュース、パッションフルーツのジュース。
線はバナナの葉、マドラーは空芯菜の茎の真ん中に穴をあけたもの。
付いてくる蜂蜜も自家製とか・・・。
こだわりの店です。

数品、メニューから注文をし、料理が出来上がるまで、1階から3階まである70~80席はある店内を見せてもらいます。

店の作りはいくつもの小部屋に分かれている感じで、それぞれに雰囲気を少しずつ変えています。

ごちゃごちゃなようで、一本筋の通ったインテリアです。

この細い階段から2階に上がれます。
この手すりの細さと曲線のカーブ、赤色の使い方・・・ベトナムっぽいですね。
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2階の部屋、食事する人数と希望によって部屋を使い分けるそうです。


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