いつかここに書こうと思って、延び延びになっていたこと。
それはマイラーの多い「ユナイテッド航空」でも、圧倒的なマイラー記録が出たことです。
シカゴ在住の自動車業界コンサルタントのトム・スタカー氏が、「ユナイテッド航空」で世界を飛び続けること約6000回、ついに飛行距離1000万マイル(約1610万キロ)を達成したというニュースは、僕のような初心者マイラーには衝撃的なものでした。
「ユナイテッド航空」は新記録達成を記念して、シカゴ市内のオヘア国際空港で式典を開催。
史上初の「チタン・ユナイテッド・マイレージプラス」カードを贈呈して、ボーイング747ー400型機に同氏の名を付けるなど、盛大に祝ったとのことです。
スタカー氏は1982年以降、出張も含めて絶え間なく空の旅を続けてきたそうで、「パリのルーブル美術館でもピラミッド、サファリ砂漠でも、とにかく世界を見るのが大好き」、「機内ではとてもリラックスした気分になれるので、1~2週間乗らないとそわそわしてくる」と話しているとのこと。
さすがと言うか、ここまで来ると、もう偉業の達成と変人というレッテルと紙一重かもしれません(失礼!)。
で、ここから先が僕のような「小学生マイラー」(?)には興味あるところですが、これだけ飛べばもちろんキャリアーから優遇はされるはず。
「ユナイテッド航空」は一番のお得意様だけに、常にファーストクラスを提供、乗り継ぎには案内係が付き添い、空港のファーストクラス用ラウンジには、彼の大好物のブラウニーも特別に用意されているという・・・。
100万マイル達成の節目ごとに、ワインのギフトカードや特等席でのスポーツ観戦など豪華な賞品も送られているそうです。
すごいのは、「ユナイテッド航空」のすべての機種に付いて熟知をしているので、新人FAのにいろいろ教えたりすることもあるとか・・・。
最後にファーストクラスの乗客のマナーについて問われた彼、「最近の人はわがままだし、狭い機内ではそれが増幅される」と指摘。
座席を倒したところ、後ろの乗客が新聞を広げて頭に突きつけてきたこともあると振り返り、「立派な大人が機内では小学生のようになってしまう」と話したとのことです。
僕もそれは理由は分かりませんが、日本のキャリアで時々感じることで、僕もまたいつも肝に銘じておかなければならないことだと思っています。
いや、それにしてもすごい、ミリオン・マイラー(100万マイル)だけでも十分すごいのに・・・。