イスタンブール旅情 (11) エミノニュ、サバサンド、ガラタ橋

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朝からイスタンブールの街をうろついて、この頃で午後4時ごろ。
ちょっと疲れてきたのは事実です。
足も重い感じ。

「イェニ・ジャーミー」を正面のほうから出ると、そこはエミノニュのフェリー乗り場です。
ボスポラス海峡クルーズの観光船もほとんどがここから出発しますし、オルタキョイやアジア側に行くジモティー用のフェリーもひっきりなしです。
とても活気のある場所です。
で、この辺に来ると、あたり一面に魚の匂いが・・・それも焼き魚の匂い。
それがこのエミノニュ名物のサバ(鯖)のサンドイッチです。
ここからガラタ橋を渡ったカラキョイ地区にかけては、ほとんどのレストランでこれを「売り」にしています。
トルコ語ではバルック・サンドビチ、あるいはバルック・エキメッキと言うようですが、なんと「サバ・サンド」でも通じるのです。
と言うより、日本人相手でなくても「サバ・サ~~ンド」って大声を出して売っています。
「サバ」とか「サンド」はもうインターナショナルな単語?
そんな事はないと思うんですけれど・・・とにかく「サバ・サンド」で通じます。
沢木耕太郎の有名な紀行「深夜特急」にサバ・サンドを頬張るシーンが出てくることもあって、日本人旅行者には「これを食わずに日本に帰れるか!」とまで言われているのです・・・ってウソウソ(笑)。
値段はこの辺の共通値段らしく、一つ3.5TL(日本円にして200円くらい)。
身の厚い鯖、生の玉葱、レモン汁だけの味付けなのですが、たぶん、これ、たいていの日本人にはたまらない食べ物のはずです。
少しだけもちもち感のあるバゲット(エキメッキ)も相変わらずの美味しさです。
ただし焼き魚嫌いの僕は別、最初の一口こそ「思ったより旨い」(笑)ですが、そのうちどうしても魚臭さが気になってしまうのです。
ここのお兄さん達、全員がこのサバ・サンドにかぶりついています。

この先は旧市街と新市街を繋ぐガラタ橋、2段構造になっています。
ものすごい人出でしょう?
前にも書いたように、この日はラマダン(ラマザン)明けの国民の休日、そのための混雑なのでしょう。
その2段構造の下のほうは、こうした商店街に・・・。
上のほうは、中央が車道とトラムヴァイの線路、両脇が歩道になっています。
皆さん、そこで魚釣りに必死です。
一体どんな魚が釣れるのでしょう?
沢山の人が釣り糸をたれているにもかかわらず、連れている所にはあまり遭遇しませんでした。
橋を渡り終える頃に、今までいた旧市街を振り返ってみます。
さっきのイェニ・ジャーミーがきれいに見えています。
橋を渡れば新市街の入り口、カラキョイです。
この辺にもサバ・サンドを扱う店が沢山、向かって右に折れて、バクラワの超名店に向かいます。
いままでも名店・名店と言い過ぎていますが、ここの名前を聞いて顔が緩まないトルコ人はいないと言う、今度は「超々」名店(笑)の紹介です。

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