イスタンブール旅情 (25) ブルーモスク (スルタンアフメット・ジャーミィ)

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ホテルでの朝食の後、ホテルの向かいにある絨毯屋に。
昨日、その絨毯屋の店員から「自分も礼拝に行くので『ブルーモスク』になら案内してあげるよ」と言われていたのです。
もちろんこれは彼の手(笑)、僕がペンディングにしている絨毯の購入を更にプッシュしたいからに他なりません。、
一晩たって頭を冷やしてもう一度絨毯を見て、「本気で買いたいと思えば買っても良いや」、そんなスタンスでの絨毯屋の再訪です。
何度考えても、この絨毯屋はそう悪くない、ボラれているかもしれないけど決して不快ではない、いや現実に僕の足はこうしてこの絨毯屋に向かってしまっているではないか・・・やっぱり僕はここで絨毯を買ってしまうのだろうか(笑)・・・思いは千路に乱れつつ、相手の思う壺に嵌っていきます。
当の店員は「メルハバ」の挨拶だけで「絨毯はどうする?」とも聞きません。
「さぁ、お祈りに行こうよ」とだけ。
この辺も好感が持てて、ますます彼の術中に嵌っていきそうです(笑)。
ホテルから歩いて約5分で「ブルーモスク」こと「スルタンアフメット・ジャーミィ」に到着です。
ここは大きなドームと鉛筆型のミナレット(尖塔)を持つ、トルコを代表するイスラム寺院。
もちろん今でも現役の寺院で、多数の信者が集まる神聖な場所です。
建設は1616年、大ドームは高さ43メートル、4つの副ドーム、30の小ドームからなっていて、オスマン朝建築の傑作の一つとされています。
ミナレットは全部で6本あり、これは滅多にない多さだということです。
もちろん僕のように観光客も多いですが、半数は地元の人達。
彼らに見習って靴を脱ぎビニール袋に入れて、中に入ります。
わぁ、大きなドーム!

目が慣れてくると、ドーム内部の装飾の細密さに目を奪われます。
「ドームには260個の小窓が開いてるんだよ」と彼が教えてくれます。
ステンドグラスからの光も淡く、壁を埋め尽くす青を主体としたイズニックタイルを照らします。
(その「青」のため、ここは「ブルーモスク」という愛称で呼ばれています)
ここでは礼拝する地元の人にカメラを向けたくないため写していませんが、絨毯はイスラムの聖なる色である緑、エチオピアから送られたものだそうです。
絨毯屋の彼もここでひとしきりお祈りをしていました。
先ほども書きましたがここは現役のイスラム寺院、だから入場は無料です。

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