サクッと香港 (10) 太子~深水?~石硤尾を歩く (続編)

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「古い香港が残っているところを歩こう」をテーマに太子~深水?を歩いています。
本当に行き当たりばったり。
お昼と美味しく食べるためにはお腹を空かさなくては(笑)。
横道があったら入り、また戻り、結構歩きます。

相変わらずすごい数の店。
さすが香港、どの店からも嫌な臭いは感じません。
最低限の衛生は保たれているようです。
それと東南アジアの市場にありがちなボリ行為も少なそう、客と店は値段交渉するようでもないし、せっかちな香港人、こういうところもほぼ定価販売の即売なのでしょう。
この色合い・柄のビニールシートは中華圏でよく見ますね。

うん、良い感じ良い感じ、僕はこんなのを見たくてここまでやってきたのです。
これも再開発の名のもとに、あと10年もすればすっかりきれいになってたりして・・・。
だってここ、尖沙咀から地下鉄でたった5駅目の駅前という好立地なんですから。
深水?駅の反対側に出て、今度は石硤尾(発音はSHEK KEP MEIです)の方に向かいます。
こちらもさっきと同じ、すごい数の店が並んでいます。

ここは有名な豆腐屋さん、豆腐と豆乳が飛ぶように売れていきます。
隣ではオバさんが一心不乱に揚げ(焼き?)豆腐を作っています。

店の奥で豆腐料理が食べられるよう、かなり美味しそうですが、ランチのことを考えて我慢我慢。
この焼味の店も外売に行列が出来ていました。
地元では有名な店なんでしょう。
あぁ、見えてきました石硤尾を代表する風景、香港名物の高層アパート群です。

一体何階建てなのでしょう。

でもその隣にはこんなぼろぼろのビルも・・・。

風景として見るには良いでしょうが、こういうところで暮らすとなるとちょっと。
新旧の対比がすごいです。

僕はこのあと「石硤尾邨美荷樓」というところに行ってみたかったのですが、残念時間切れ。

ランチに予約してある時間に間に合わそうなのです。
付け加えておくと、「石硤尾邨美荷樓」とは1953年に、香港で初めて作られた公団住宅のこと。
第二次世界大戦後、多くの人々が中国大陸から香港に渡ってきたのですがが、彼ら全員が住むことの出来る充分な数の住宅は当時なく、自らが簡易住宅を作るなどして住み着くようになったと。
しかし、安全面や衛生面では多くの問題があり、結果、1953年に大きな火事が発生、再び多くの人が住む家を失ってしまったのです。
これを機に、香港政府は彼らに安全な住宅を提供することを決め、香港で初めての公団が建てられることになったのが「石硤尾邨美荷樓」。
その一部が公開されているというので、この後行きたかった、レトロな香港を見て見たかったのですが、残念、時間切れ。
僕の散歩もこれにて終了、急いで深水?まで戻り、地下鉄で尖沙咀へ。
今度は一転、香港の誇る高級レストランで食事です。

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