「ハイアットリージェンシー香港・尖沙咀」にチェックインしたのが午後10時前。
23階の「リージェンシークラブラウンジ」で一息入れ、今夜の作戦を練ります。
何しろ「サクッと香港」、何の予定も入れないで、ほとんど何も考えずに香港まで来ています。
この日はまずまずの天気、それなら夜景を堪能?
何処かのルーフトップ・バー?
それは前回、あるいは前々回に何軒も試しました。
やっぱり香港にいるんだし深夜のB級グルメかなぁと、いろいろPCを叩いてみます。
そこで浮かんできたのが「文英街」という通り。
ここは深夜1時2時までほとんどの店が開いているというnight owl族には嬉しい通り、しかも値段の安いローカル店ばかりと・・・。
ラウンジのレセプションの女性に聞くと「あんなところ私は行かないわ」と超渋い顔。
これは相当ディープにローカルなところのよう。
ロケーションを詳しく調べてみると住所は「佐敦」なのですが、エアポートエクスプレスの「九龍」駅に近いところです。
これはホテルから意外に近い、もしかすると歩いてだって行けるかも(30~40分?)。
もちろんそんな馬鹿なことはせずに、タクシーを利用します。
レセプションのオネーさんは「本当に行くの?」と飽きれ顔でしたが・・・。
「文英街」で下りてみると全然怪しくない(笑)、これは大丈夫です。
僕、東南アジアでもっと怪しいところ、一杯行ってますから。
確かに通りの両側には海鮮料理屋を中心に、飲食店がまだまだ盛業中です。
お客も結構いますが、中環や尖沙咀にいる人たちとは明らかに違う人たち。
そういう意味ではド・ローカルなエリア。
さぁ、どの店に・・・と歩いていると、あれっ、ここにも「點點心」がありました。
安くて美味しい、そして深夜までずっと飲茶をやっている飲茶の専門店。
以前に行って大いにその味と値段に満足した店でした。
なので、ここにふらふらと・・・。
なるべく同じ店は避けるようにしたいのですが、やはり香港=飲茶です。
もうここのシステムはよく分かっているので、テーブルの上のオーダー表に印と数を・・・。
お茶はわざわざ注文しなくても、自動的にポットで運ばれてきます(HK$3)。
つまりここはお茶では勝負していない店です。
注文に広東語をしゃべる必要は全くなく、料理名さえ理解出来てスムーズに印を付ければ、周囲から好奇の目で見られることもなく、まるで自分がこの場に溶け込んでいるかように感じられると思います。
まずは以前も食べて本当に美味しいと思った脆皮鮮蝦腸(HK$28)から。
腸粉の中にサクサクに揚がった海老フライが入ってるんですよ。
ウスターソースで食べます。
ここの点心はこういう新しさはありますが、作り方は全然気をてらってないと思います。
すごく全うな点心。
これが深夜1時・2時までこの値段で食べられるんですから、ここは僕はお奨めの店ですね。
次は蒸し物。
黒松露小龍包(HK$22)、トリュフ乗せという小龍包ですが、残念、ここのはトリュフがあまり香りませんでした。
以前食べた旺角の店は香るだけは香ってましたが・・・。
甘いものも食べたかったので香港といえばパイナップル・パン、真係菠蘿包(HK$19)もオーダー。
これも焼きたて熱々で運ばれてきます。
作り置きではありません。
日本のメロンパンの香港ヴァージョンです。
これらすべてでHK$69、日本円にして約1050円です。
充分2人分はありますからね、この3品で。
安い!
まだ何か食えるかも(笑)、このローカルなグルメ通りをもう少しぶらついてみます。