ショートトリップ福岡 (5) おわび、福岡で食べたもの

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「グランドハイアット福岡」の客室までアップしたところで、今回の旅行中撮った写真を収めたメモリーカードを紛失してしまいました。
失くしたといっても、絶対仕事場か自宅のPCの周囲のはずなので、何度も机の下に潜り込んだり、椅子や絨毯をどけたりもしましたが、見つかりません。
多分そのうち見つかるはずと高をくくっていたのですが、昨日本格的に徹底して探してみたのですが、本当にありません(大泣)。
そのカードには「グランドハイアット福岡」のクラブラウンジの様子などの他、僕が今回福岡で食べたものすべての写真が入っていました。
ラウンジの方は過去にも報告しているので別にどうでもいいと言えばいいのですが、問題は今回「カウンター・グルメ」と題して、このシリーズの(1)で取り上げた3軒の店で食べた料理の写真が、すべてここに掲載出来なくなってしまったということです。
もちろん見つかればその時点でここにアップしますが、仕方ありません、文章だけで簡単に紹介しておきます。
(1)の一番上の店は「アニオン」という店。

     http://aignon.com/

天神の「アクロス」の近く、明治通りと昭和通の間、オフィス街の中にあるフランス料理の店です。
題して「男のフレンチ」と・・・。
店の入り口には「男のハレンチ」という看板が出ていて、その「ハ」にXが付いて「フ」に直しているという大人のウィットもある店です。
店内はカウンターとテーブル席。

でもここはカウンターに座って、そのわずか30センチ前で繰り広げられるシェフたちの調理の具合と、絶妙のタイミングで料理の説明やグルメ話、更には世間話を入れてくれるマダムを楽しむべきです。
店は夜しかやっておらず、何と深夜26時までの営業。
ワインも多種類揃えているようで、そう、ここはビストロという言葉にぴったりの店です。
ここで特筆すべきは日本によくある「名前だけビストロ」などとは違って、本物志向のフランス料理を出す店ということです。
グルメ系ビストロ?
それはメニューを見ても良く分かります。
そしてそのどれもが「おとこのフレンチ」を地で行く、ちまちま系とは一線を画すフレンチばかり。
無骨かもしれないけれど、食べてしみじみと旨い料理、どれもポーション大きめ、味はくっきりはっきり、食べた充実感にひたれるものです。
僕はプリフィックスにしましたが、料理によってプラス料金が多いので、予算をよく考えてオーダーすべきです。
アミューズに続いて前菜として選んだブリオッシュの付いたフォアグラのポワレなんて2人前?ってヴォリューム。
これだけでも女性なら1食に・・・って感じです。
「これはお遊びのメニューなんですけど、やたら有名になっちゃったんですよね」とマダムがいう「オトコノニューハンバーグ」もすごかった・・・。
実家が洋食屋さんだったというシェフが「究極の合挽きハンバーグ」を作ろうと、イベリコ豚にキントア豚、シャラン鴨、阿蘇のあか牛、和牛の頬とハツ、仔牛のタンを混ぜた(正確には覚えていないけど、こんな説明でした)挽肉のハンバーグにフォアグルも入れたもの。
ビジュアル的にも約200gの大きな拳骨大の球形というインパクトもすごく、それを彩るブラウン・ソースとマッシュルームのツートンカラーはフレンチしていました。
あぁ、写真を載せられないのが本当に悔しい・・・。
でもその日のシェフの本当のお奨めはビュルゴー家のシャラン鴨だったようです。
この店には「女性と一緒」はあまり似合いません。
男性同士、あるいは男性一人でも美味しくボリュームのあるフレンチとワインが気楽に楽しめるというコンセプトの店、今回の僕にはピッタリで、とても居心地が良かったです。
ちょっと隠れ屋的な雰囲気もある、そう、「男の隠れ家フレンチ」と形容したらその雰囲気が分かっていただけそうなレストランでした。

(1)「カウンター・グルメ」2番目に挙げたのは「バルバ・ビアンカ」というイタリアン・レストラン。
地下鉄「呉服町」駅近くにあって、築120年以上という町屋をリニューアルしてのデザインが何とも格好良い、ここも人気レストランのようです。

僕が行ったのはランチ時、リーズナブルなセットランチの他に、事前予約の2500円というコースがあって、僕はそれにしたのですが、その値段で前菜2種、パスタ、メイン、デザートと出ちゃうのです。
ここでもカウンターに座ると(テーブル席も、中庭の奥には個室状の部屋もあります)、目の前で料理が作られ盛り付けられるのがよ~く見えて、ここも選ぶならカウンターでしょう。
かなりたくさんのハム、チーズ、パテ、フリットなどの乗った前菜プレート、バゲットとオリーブオイル、こぶ高菜の炒め物温泉玉子添え、浅蜊のパスタ、鶏肉のポルチーニ・ソース煮込み、苺ソースとキルシュ漬けの苺で飾られたアイスクリーム・・・。
夜はかなり本格的なイタリアンが出されるようですが、僕はこのリーズナブルで十分満足出来るランチの方が嬉しい感じがします。
全体的にサービスはややクールです。

最後のカウンターは「グランドハイアット福岡」近く、川端通り商店街にある「せいもん払い」です。
以前うちの奥さんと行って魚の美味しさにびっくりした、高級居酒屋といった雰囲気もある店です。
ここの1階はカウンターのみ、夕方の5時に始まりますが、あっという間に席は埋まっていきます。

ここでは名物「ごま鯖」、これは僕の記憶通り本当に美味しくて、鯖は全く臭みのない旨さ100%のもの、そこに絶妙の胡麻が・・・。
これはもう圧倒的に美味しいです、文句ありません
その後は時期に合わせて「あら」(「くえ」のこと)を刺身他で、「あら」三昧。
これまた本当に美味しい魚でした。
これも写真をちゃんと撮ってきたのですが、あぁ、残念。

そんなこんなで今回の僕の福岡はカウンターのある店3軒、どこも美味しく、東京に比べても値段は1~2割は安い気がして、ますます福岡って良いなぁ、その思いを新たにして満足感一
杯で帰ってきた旅でした。
紛失してしまったメモリーカードが見つかり次第改めて詳細な写真を掲載します。
今回はイントロの(1)で使った写真を再度使用しています。

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