定期的に取り上げているスカイマーク問題、いよいよ8月5日に債権者集会ですが、それを控えての最新状況の記事がありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150802-00000010-mai-bus_all
「全日空が反転攻勢へ エアバス社抱き込みか」というこの記事によると、ANAはエアバス社の支持を取り付け、そのエアバス社はANAの依頼を受けて、ロールスロイスとCIT(リース会社)の両社に対して「スカイマーク案」への支持を取りつけるべく交渉を始めたようだとのことです。
債権額をベースとする議決権比率の内訳は
イントレピッド・38.0%、エアバス・28.9%、ロールスロイス・15.7%、CIT・13.4%、その他・4.0%
ですから、デルタを担ぎ出した「イントレピッド」案になるにしろ、ANAがスポンサーの「スカイマーク案」にしろ、こうなるとロールスロイスとCITの動向がカギということになりそうです。
もし今回の集会で決着を見なければ、2か月以内にやり直し。
そこでも決着を見なければ、3回目となるそうですが、それでも決まらない場合には、東京地裁は民事再生手続きの廃止を命じる公算が大とのことで、会社更生法による再生を目指すか、それこそ清算ということになるだろうと書かれています。。
記事には「もしかすると全日空サイドの狙いは、その辺りにあるのかもしれない」(スカイマーク関係者)という何とも意味深な言葉も記事では触れられていますが、それじゃANAはあまりにも腹黒いってものです。
厄介なスカイマークは清算、スカイマークから手を引き、スカイマークの持つ羽田枠を新たにANAに配分してもらう?
もう少し一般的に状況を解説したニュースはこちらを。