参加したツアーのチャイナタウン散策は後半に・・・。
プタリン通りに並行して走っているトゥンHSリー通りに建つ関帝廟が次の観光スポットです。
関帝廟って、チャイナタウンにはどこにもある感じですね。
横浜のなんかは中華街散策ついでに皆さん必ず寄られるだろうし、台北の行天宮も関帝廟の1つです。
そもそも関帝廟とは、関帝(関羽・関聖帝君・関帝聖君)を祀る廟。
孔子を祀る孔子廟(文廟)に対比させて、武廟(ぶびょう)とも呼ぶこともあります。
関帝廟の本殿は中央に関羽を祭り、右側に小説三国志演義で養子の関平(史実では実子)、左側に同じく演義に登場する配下の武将周倉の2神をそれぞれ祭っているようです。
関羽は(塩湖で知られた解県の出身である為)塩の密売に関わっていたという民間伝承があり、義に厚いとされる事から商売の神としても祭られてもいるんだそう。
何でもこの事に起因して、そろばんの発明をしたという俗説まで生まれたとのことです。
そのため世界中に華僑が散らばっていったときに、商売が繁盛する様にとその居住区に関帝廟を建てたという経緯があるんだと・・・。
次いでその近くにあるヒンズー教寺院、スリ・マハ・マリアマン寺院に。
シンガポールでもジャカルタでもジョホールバルでも見ました、こういう寺院。
1873年に建てられたマレーシア最大のもので、現在の建物は1999年に改修されたものだそうです。
観光目的では中に入ることは出来ないそうで、ここでストップ。
ちょうど中からはお祈りの独特の音楽も聞こえてきて、門の前でも何やらエキゾティックなムード100%です。
これが関帝廟のすぐ傍、マレーシアの持つ多民族性がよく分かります。
毎年のタイプーサムの大祭では、2頭の着飾った牛にひかせた神様の像を乗せた牛車が、ここからバトゥ洞窟まで行進するなどとも、ガイドは説明してくれました。
マレーシア初の郵便局などを見ながら・・・
僕らの昼食場所に到着です。
名前を見るとオールドチャイナカフェと・・・。
あっ、この店ガイドブックによく載っている。
ここの支店のプレシャス・カフェには前々日行きました。
植民地時代の商業組合施設を改装したレストランで、古い写真や美術品、調度品がノスタルジックな雰囲気を出しています。
ツアーのメニューは決まっていてラクサかナシ・ルマッかの選択、僕はプレシャス・カフェでラクサは食べているのでナシ・ルマッのほうを。
味は悪くなく、僕はクアラルンプール滞在中3軒でこの料理を食べましたが、どこもほぼ同程度。
僕らには少しおかずが付いてないとちょっと味的に寂しいですが、ここではカレーが・・・。
予定通り午後1時には「グランドハイアット・クアラルンプール」に到着。
いや~、ツアーっていうのは楽ですね。
スムーズかつ快適に観光出来る、無駄な時間がない、そして時間ピッタリに送り届けてくれる・・・。
でもこんなにスムーズだと旅の記憶が薄まるのが早そう、いろいろ苦労して行くから思い出が深まるということもある気がします。
僕のホテルのチェックアウト時間は午後4時、乗る飛行機は午後10時50分発のJAL724便です。
まだまだ時間があります。
最後の最後までクアラルンプールを楽しみましょう。