バルセロナ2日目、朝の8時半タクシーでバルセロナ名所のひとつ「カテドラル」に到着です。
ホテルの近くには地下鉄3号線の「マリア・クリスティーナ」駅もありますし、それらが全く無制限に無料で使える「バルセロナカード」ももらっていますが、やはりこのユーロ安、ドア・トゥ・ドアのタクシーが安くて便利です。「ヒルトン・バルセロナ」からはこの辺りまで8~9ユーロくらい。
雨に強い防水のフード付きコートで傘無しで出かけます。
だってこっちの人、結構な雨でも傘差さないんですから。
あぁ、これがバルセロナの「カテドラル」、ゴシック地区のシンボルともいうべき大聖堂です。
まだ朝が早いせいか、観光客はほとんどいません。
いろいろな角度から「カテドラル」を見ようと移動すると、カタルーニャ広場に向かう道方向に、こんな建物を発見。
後で調べてみると、これ、建築家協会のビルなんだとか。
注目すべきはピカソ作の壁画です。
祭りの時の巨大人形や、カタルーニャの民族舞踏のサルダーナが活き活きと描かれています。
「カテドラル」の周囲は観光客がいないと、まるで中世にタイムスリップしたかのような雰囲気です。
「カテドラル」は朝の8時から開いていて、入場は無料。
1298年から150年をかけて完成したこの大聖堂、もちろん異教徒(?)の僕をも十分に圧倒するスケールの大きな壮麗な建物です。
ファサードから入るとまずは正面に聖歌隊席が見えます。
周囲には小さな礼拝堂が続きます。
左側一番奥にある「モンセラットの黒いマリア像」の前だけは地元の人らしい敬虔な信者が数人。
とても写真を撮る雰囲気ではありませんでした。
ステンドグラスも美しい。
聖歌隊席の向こう、主祭壇に向かいます。
主祭壇の下には、伝説の守護聖人サンタ・エウラリアの墓になっているとのことです。
ここでもステンドグラスの美しさが僕を魅了します。
こうした「カテドラル」内部全体の様式をカタルーニャ・ゴシック様式というそうです。
主祭壇を右の方に出て、回廊に出てみます。
ここにも周囲に小さい礼拝堂が・・・。
中央に噴水のあるパティオには、シュロやオレンジの木が植わり、ガチョウも水に戯れています。
この広い「カテドラル」の中に警備員を除けば、いるのは5人くらいなもの。
観光客はたぶん僕だけ。
この静謐で敬虔なムードに、僕も息を殺しながら見て歩く始末です。
このおじさんはとても信心深い人。
一つ一つの小さい礼拝堂のすべてに順番に祈りをささげていました。
あ、そうそう・・・毎日曜日、この「カテドラル」前の広場にはサルダーナを踊る人の輪が沢山出来ると聞いていました。
1月2日の日曜日、時間をやりくりしてもう一度この広場に来ましたが、骨董品のマーケットが開かれているだけで、その踊りは見られませんでした。
残念。
サルダーナのメロディーを引くギター2人組の周りに人垣が出来ていただけです。
サルダーナ特有のコブラと呼ばれる楽隊も見たかったし、ティブラやテノーラといったオーボエに似た珍しい楽器にも興味があったのですが・・・。
この辺はもうバルセロナでは無理なのでしょうか?
典型的な映像を貼っておきます。