約2時間でバルセロナの「ゴシック地区」の「食」の名店を巡ろうという「グルメウォーキングツアー」、その後半です。
時間はもうそろそろ11時半になろうかというところ。
次の店は「LA COLMENA」(ラ・コルメナ)です。
150年以上の歴史を持つバルセロナで一番有名なケーキショップ。
この店では何と言ってもビスコッティやティー・ビスケットが一番人気とのことです。
こんな細い小道をくねくねと・・・ガイドに付いて行くのも写真を撮りながらだと大変です。
解説だけはイヤホーンに途切れなく聞こえてきますが・・・。
「サンタマリアダルマル教会」です。
「マル」は「MAR」、海。
かつてはここが海と陸とを隔てる境界線で、長く危険な航海に船出する人達の安全を、海のサンタマリアに祈ろうと建てられたのだそうです。
「カテドラル」同様「カタルーニャ・ゴシック様式」の代表的な建物です。
沢尻エ〇カ出没率が高いと噂の「BUBO」(ブボ)はこのすぐ近くです(笑)。
もちろんそんなことはツアーでは紹介されませんよ。
今度は「ピカソ美術館」近くのこの店。
でも・・・この写真のどこを見ても店名らしきものが・・・無い・・・困った(泣)。
僕の記憶だと「CASA GISPERT」だと思うのですが・・・ガイドブックなどにもこの店のことは載っていません。
でも僕にはとても印象深い店です。
入口辺りからしてここはいかにも老舗、年季の入った店内にはナッツ、ドライフルーツ、オリーブオイル、ビネガー、コーヒーなどがびっしり並んでいます。
特にロースト・ナッツにはこだわりがあるようで、店の奥には・・・
今なお現役で動いているというロースト用の窯があります。
天井はすすけてすごいところですが、雰囲気は最高です。
(月曜から金曜日までは本当に稼働しているそうです)
黒板には1851年からずっとやっています・・・みたいなことが書かれているようで・・・(推測)。
まだまだ他にも沢山の店を紹介されながら、なおもこんな道を進んでいきます。
そして行き着いた先は「サンタ・カタリーナ市場」。
「ボケリア市場」より観光客が少ない分、通好みかもしれません。
冬なのに溢れんばかりの果物は、さすがスペインですね。
時間は12時10分。
市場の裏手にある、他に誰も客のいないバルでタパス一皿とドリンク一杯が出て、この2時間のウォーキングツアーは終了です。
タパスは質素で特別なものではなかったですが、2時間歩いた後には、まずまずに感じました。
この軽食中、女性ガイドはツアー参加者のいろいろな質問に丁寧に答えてくれます。
僕は「ここから『カタルーニャ音楽堂』に行くにはどう行けば良いですか?」と。
地図では、本当にすぐ近くです。
でも少し急がないと・・・僕は午後1時からの「カタルーニャ音楽堂」の英語ツアーに予約を入れているのです。
あの素晴らしい建物の内部はツアーでしか見られないのです。
そしてそのツアーはいつも激混みだと・・・なので、事前にネット予約・・・これは正解でした。
午後1時10分程前に「カタルーニャ音楽堂」に着くと、チケット売り場の辺りは騒然とした状態。
予約しておいて良かった・・・。