ラオスのルアンパバーンに行くのにバンコクで約8時間のトランジット・ステイ。
飛行機の中で少し寝てきたせいか、タイ時間午前1時、日本時間でいうと午前3時というとんでもない時間でも、まだあまり眠くありません。
ホテルのロビーで写真を撮ったりしていると、その一角にガネーシャが祀ってあるのを見つけました。
皆様はガネーシャをご存知ですか?
太鼓腹の人間の身体に 片方の牙が折れた象の頭を持った、その名はサンスクリット語で「群衆(ガナ)の主(イーシャ)」を意味するヒンドゥー教の神様。
このガネーシャは面白いことに仏教国でも信仰され、上座部仏教国のこのタイでも、ガネーシャはわりとあちこちで祀られています。
これを見てハッと思い出しました。
このホテルのあるのはラチャダピセーク通りのフワイクワン。
確かここには有名なガネーシャがあって、地元の信仰を一身に集めていたはず・・・。
それにフワイクワンは近くに大人の歓楽街(笑)もあって、ナイトマーケットもほぼ朝方まで開いている夜型のエリア。
ガネーシャを見にちょっとだけ出かけてみよう、そんな気分になったのも旅に出て高揚した気分だからでしょうか(笑)。
ホテルから歩いて約5分、ラチャダピセーク通りをホテルと反対側に渡れば、もうそこがもうこのガネーシャの祀られているところ。
う~~ん、ガネーシャ、いかにもヒンドゥー入った感じですね。
タイで普通に見るプーム(祠)とはどこか違います。
皆さん靴を脱いで、お供え物をして、ものすごく熱心に祈りまくっています。
とても深夜1時過ぎとは思えないほど次から次へとお祈りの人がやってきます。
ここはお供え物の売店。
ここでこうした花輪(タイ語でプワンマーライと言います)や・・・
蝋燭やら、食べ物に見立てたものやらを買ってから、お祈りに行くのです。
ドーナツのようなものが付いたお皿で50バーツ、奥のドリンクが付いているようなのは80バーツと・・・。
ガネーシャを興味深く観察した後は、ガネーシャから西側に伸びるプラチャーソンクロー通りの両サイドにびっしり並んでいる露店を冷やかして歩きます。
この周辺にたくさんある夜遊びスポット帰りの人や夜のお仕事の方々が、仕事終わりの帰宅途中に寄るなんて感じのド・ローカルな雰囲気で、とても観光客もウェルカムというようなタイプのナイト・マーケットとは言えません。
売っている商品の品揃えも、どこか派手でケバいデザインの物が目立ち、女性向けの服や雑貨などは、笑えるくらいチープでローカルなものばかりです。
どこもほぼ朝方までオープンしているようで、24時間営業のネイルサロン、マッサージ屋、美容室なんてのも多いようです。
飲食系もイサーン料理を中心に充実していそうですが、高いシーフードなどの売れ行きはどうなんでしょう。
ここは思いっきり安い料理の方が回転が良く新鮮なものが食べられそうな気がします。
どの店もシーロム辺りのの半値くらいの表示です。
何か食べてみたいものの、まだお腹は一杯。
現地時間の午前2時半、日本で言うと朝の4時半頃に宿泊ホテルの「スイソテル・ル・コンコルド・バンコク」に戻りシャワーを浴び3時間強の仮眠。
さぁ、明日は早朝からラオスに飛びます。