上海、悪くないかも (16) 「ウォルドルフアストリア上海オンザバンド」に到着

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僕の上海2日目、午後1時半頃「南京東路」の食べ歩きから宿泊していた「アンダーズ新天地上海」に戻り、もう一度シャワーを浴びて、午後2時前にチェックアウト。
タクシーで今度は外灘(バンド)にある「ウォルドルフアストリア上海オンザバンド」(WALDORF ASTORIA SHANGHAI on the BUND、上海外???道夫酒店)に移動です。
上海での後半は、このヒルトンが持つたくさんのホテル・ブランドの中、最上級に位置する「ウォルドルフアストリア・コレクション」のホテルで過ごす予定なのです。
「ウォルドルフアストリア」とはもちろんニューヨークの歴史ある超名門ホテルの名前。
ヒルトン・ホテルズの創始者コンラッド・ヒルトンが1949年このホテルを入手、以後ヒルトンの旗艦ホテルとして高級ホテルの象徴として世界に君臨、2005年からは、ヒルトン・ホテルズの最上級クラスのホテルを「ウォルドルフアストリア・コレクション」と命名、今ではアメリカに15軒、中国にこの上海と北京に2軒、カリブに2軒、ヨーロッパにはここでも取り上げたローマの「カヴァリエリ」やヴェルサイユの「トリアノンパレス」など5軒、中東に4軒、そして南米には1軒と計29軒のホテルがこのブランドに属しています。
(全部の名前に「ウォルドルフアストリア」と付いているわけではありません)
前述のようにアジアにはこの上海と北京の中国に2軒だけ、まだ日本には出来ていないホテル・ブランドです。

上海の「ウォルドルフアストリア」は1910~20年代の租界時代に建てられた歴史的建造物が並ぶ外灘の中心に位置し、絵のように美しい黄浦江を背景に、上海全体から見てもランドマーク的存在のホテルとして、2010年にオープンしました。
元々は1910年に建てられた当時上海セレブがここに集ったという「上海総会」(SHANGHAI CLUB)というゴシック様式の建物をリニューアルしたもの。
(別名、「外灘2号」とも呼ばれています)
オールド上海の雰囲気たっぷりの、でも内部は最新設備で固められた、上海を代表する豪華ホテルになっています。

ホテルはこの外灘側のスイートばかり20室からなる歴史的建造物内にある「ウォルドルフアストリア・クラブ」と、その後ろにそびえる新築の24階建ての「ウォルドルフアストリア・タワー」の2棟からなっています。
僕の乗ったタクシーは外灘側のこのエントランスに着きましたが、実はホテルのレセプションはこの裏側の四川中路側。
こちらは主に外灘散策に出る(から帰る)人用といった感じ、でも雰囲気はこのエントランス、まさに外灘のホテル、まさにオールド上海、まさに「ウォルドルフアストリア」」です。

警備員、ドアマン、ベルはいつも多数配置されていて、僕がチェックインだと分かると、荷物を持ち「チェックインはこちらで伺います」と僕を先導して、建物の中に入って行きます。

(これが歴史的建造物の認定証のプレート)

ドアはいつでも女性の手で手動で開けられます。
わぉ、何という空間!

こんな豪華なコリドーはちょっと他で見ません。
左右に「ロング・バー」や「ラウンジ」など歴史感たっぷり、でも居心地の良く現代的にリニューアルされたスペースが並びます。

清掃、整理整頓はいつでも完璧、空調もしっかり効いて、賑やかな外界とは別世界が広がります。
ベルはそこそこの英語を話しますが、「アンダーズ」のホストほどではありません。
ベルは僕のバッグに名前のタグが付いているか歩きながらチェックしているようです。
僕はネームタグを付けてないので、レセプションに向かう途中で「チェックインのお名前をお聞かせいただけますか?」と聞かれます。

僕が名乗ると、「あ、分かりました」のしぐさ、そしてすかさず再度「ウェルカム・トゥ・ザ・ウォルドルフアストリア上海、ミスターshackinbaby(本当は本名で)」といってくれます。
日本人の名前を聞いただけで復唱出来る?

僕はこのホテルの至る所で不思議な知られ方をしていたので、もしかするとヒルトンの最上級会員は何か特別な扱いをされているのかもしれません。
歴史的建造物の部分から、どんどん奥へ、そしてレセプション・カウンターのある新館というかタワーの方に入って行きます。
結構距離はあります。


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