仕事の合間のシンガポール (9) 「ギ・サヴォワ」でランチ

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シンガポールは本当に「食都」と言える街。
ありとあらゆる種類の料理が、それこそ屋台から正装が必要そうなファイン・レストランまで、街中に選り取り見取り。
今回の旅行中も、「オールドエアポートロード・フードセンター」のようにそのコストパフォーマンスで驚きのホーカーズにも出会えば、高いお金を出したのにそれほど・・・というところまで。
以下はその後者のほうのレポートです。
レストランの名前は「GUY SAVOY」、ま、これ、出来れば「ガイ・サヴォイ」じゃなくてフランス風に「ギ・サヴォワ」と呼んであげてください。
ご存知パリは17区に店を構えるミシュラン3★フレンチ・レストランのシンガポール店。
「マリーナベイサンズ」のカジノ・アトリウムの2階、「セレブリティ・レストラン」が数軒並んでいる中にあります。
カジノからはエスカレーターで行けますが、 ショップ街からはエレベーターを使わないと行けないちょっと分りづらい場所。
分れば何~んだという所なのですが、わざとこういう風に作っているのかもしれません。

店はいかにも今風のアーバン・ゴージャスな作り。
ラスヴェガスの「シーザースパレス」にあるラスヴェガス店などのようにピエール・イブ・ロション辺りのデザインでしょうか。
エントランスではにこやかなレセプショニストと、いかにも老練といった感じのメートルドテルが入ってくるゲストを最高の笑顔で迎えてくれます。
もちろんこのウェイティング・スペースで人と待ち合わせたり、バーでくつろいでから食事でも良いですが・・・
ランチ時のこの時は、すぐに奥のレストランに入っていく客ばかりです。
店内奥一面は大きなガラス窓、ここからはマリーナベイ地区の景色がしっかり見られて、景色重視派の人にもなかなかに良い感じです。

(この時はレストラン入店頃からちょうど豪雨となり、こんな風に誰も歩いてない景色でした)

店内はフレンチ・レストランの基本を大きくは崩さずに、現代的なセンスを随所に注入したデザイン。

特にこれはシェフのギ・サヴォワ氏の好みでしょうか、アフリカン・アートっぽい木彫などでアクセントを付けて「いかにも」という感じです。
メートルドテルを始めサービス陣はかなりフォーマルに立ち振る舞いますが、客の方はパリ本店とは違ってドレスコードでいえばスマート・カジュアル程度の人がほとんど。
そういう意味では、ここシンガポール店は肩の力を抜いて、高級フレンチが楽しめると言えるかもしれません。
ランチでは3コースS$100++、4コースS$150++がポピュラー、もちろんアラカルトもあります。
ギ・サヴォワの料理として有名な長年のクラシックなどもメニューに載っています。
何にするか迷いましたが、メートルドテルの流暢な説明で、好みの食材の多かった「TGV」という4コースに決定。
メニューが決まるとサービスは流れるように進んでいきます。
まずは手渡しで渡されるアミューズ。
フォアグラ・トーストです。
そうそう、飲み物のオーダー時に立派なイベルコハムのワゴンが回ってきます。
シャンパンを飲む人には堪らないだろうなと思うほどの良い色をしたハムでした。

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