年末年始はどこにも行かない予定と書いてから、仕事が終わる年明けには少しはどこかに出かけたい・・・に気持ちが変わって行ったのは12月の中旬過ぎでした。
どこかに出かけるといっても、我が家はますます長期に夫婦で旅行出来る状況ではなく(同居している母親の介護の問題)、出かけたい気持ちはあっても、なかなか予定は決定にならず、決断出来ませんでした。
それでもブログに溢れる皆さんの「・・・に行ってきます」のコメントに、僕の「どこか行きたい」という気持ちはどんどん高まっていきましたが、その頃にはもう手ごろな値段のフライトはなくなっています、当然のことながら。
ただこれは去年も書いたのですが、僕はこういう時のために念のためいくつものホテルにポイントで予約を入れてあるのです。
今年もいろいろな状況を想定して沖縄、ソウル、台北など弾丸旅行出来そうなところに年末年始実に8泊分も予約を入れてあったのです。
ヒルトンもハイアットも期限前にキャンセルすればポイントはすべて戻るので、ハイアットなど手もちのポイントが少ないので目いっぱいまで予約を入れておきました。
もちろん直前の予約ではポイントによる宿泊は取れないので(特にヒルトン)、早いものは9月頃に予約を・・・。
どこも行けなかったら全部キャンセルすれば良いのですから。
それでも正月に旅行行くとしたら、問題はフライトです。
キャンセルの可能なマイルによる特典券(要手数料)は年末年始は除外日となり、取れません。
まぁ、今年も結局は正月は家かなと思ったある暮れの夜、某遅めの忘年会で日本を代表する旅行会社の某お偉いさんと一緒になりました。
友人が「こいつは旅行が好きで・・・」と僕を紹介してくれ、その後は大いに意気投合、すっかり話し込んでしまいました。
そこで上記の僕の状況を話すと、その翌日その人の部下という人から「ご希望の日のJALの航空券、取れると思います」とメールが・・・。
本当?
僕がJALのウェブから見てみると、残っているチケットはあっても国内線ならビジネスきっぷや往復割引以上がちらほら程度、いつも特便割引以下の料金で乗っている僕には高過ぎる料金ばかりでしたが、その大手旅行会社が僕に示してくれた料金は、それよりはかなり安いもの(値段は約束で書けません)。
これが一体どういう種類のチケットなのかは最後まで?でしたが、そしてマイルも付かないかもと思っていましたが、取りあえず登録してみると何とクラスJの片道で836マイル付いていました。
ということは75%のマイルが付くチケットということ。
JALで取れなくて、どうしてこういうルートでしかも安く取れるのか、たぶん僕に何か「特別なことをしてくれた」特殊なチケットだったと思いますが、有難かったというか、これからこの旅行会社とお付き合いしていかなくちゃかなという気もします。
そんなこんなで取ることの出来たチケットはJALの羽田・那覇線、時間帯的には絶好の時間ではなかったですが、往復ともクラスJで取れました。
年が明けた羽田空港はもちろんまだ帰国ラッシュも始まってないので、比較的静かというか、普通の混み方。
JALの「ダイアモンドプレミアラウンジ」は昼頃とあってか利用客はかなり少なく、正月とはいっても出されている飲食はいつもの通り、特別なものは何もありませんでした。
しいていえば「ベビースターラーメン丸チキン味」はあったかな、いつものファミリーマート・コレクションです。
飛行機は黒皮張りの「スカイネクスト」(777-200)。
この便はファーストクラスもクラスJも満席でした。
もちろん僕も余っている「ファーストクラスアップグレードクーポン」でアップグレードを申し込みましたが、ファーストにもクラスJにも空きは出ず、誰一人アップグレードもキャンセル待ちも出来なかったようです。
機内では富士山が見えるアナウンスもありましたが、雲が多めで・・・、まして通路側の席だったので。
到着した那覇は沖縄とはいってもさすがに冬、気温は21度くらいでしたが、風がありそれよりは冷たく感じました。
行くのは夏に泊まった「ヒルトン沖縄北谷リゾート」、前述のように僕はここをヒルトンのポイントで12月31日、1月1日、2日と3泊ポイントで押さえていたので、そのうちの2泊をキャンセル、1泊だけしてまた帰る弾丸旅行が、僕の今年の初旅行となりました。
9月ごろにここをポイントで押さえた時は必要ポイントは1泊50000ポイント。
(10月後半にはポイントでは取れなくなったように記憶しています)
ポイントによる無料宿泊ですから部屋のカテゴリーはking guest room with city viewという一番安いもの。
それが宿泊前日にはking executive room with ocean view and balconyに表示が変わりました。
ヒルトンの予約サイトを見てみると(宿泊約1週間前の時点)、もちろん50000ポイントで済むdiamond standard room rewardはもう表示されず、ポイントで泊まるとするとpremium room awardsが193602ポイント(!)から出ているだけでした。
19万ポイントなんてめちゃくちゃな数字で
すよね。
そんなポイントを出して泊まるヒルトン・ユーザーなんて実際いるんでしょうか?
有償で泊まるとすると、easy cancellationレートだとking guest room with city viewが63500円++から、twin executive room with ocean view and terraceの78500円++までと出ています。
78500円++というと総額93258円にもなります。
それが僕の場合早い予約だったので50000ポイントで泊まれたということは、ずいぶんお得だったということになります。
ポイントがいつもこのくらいに使えたら最高なんですが・・・。
空港からは前回と同じ定額タクシー(らくらくタクシー)を利用、3800円でした。
JALのサイト経由で予約したので、JALのマイルも溜まります。
空港からホテルまでは800円のリムジンバスも出ていますが、今回は利用しなくて正解でした。
というのは僕らの羽田から乗った飛行機、福岡から飛んできた便だったのですが、福岡は折からの雪、羽田到着が遅れ、したがって出発も遅延。
那覇空港到着が予定より30分ほど遅れ、バスには間に合わない到着。
次のバスまでは1時間半も待たなくてはいけなかったからです。
この時点で空港からタクシーに乗れば、とても3800円では収まらなかったでしょう。
那覇空港から「ヒルトン沖縄北谷リゾート」までは通常約50分と聞いていましたが、前回は土曜日の午後とあって道が混み、1時間以上もかかりましした。
今回は正月、道も空いていて、ホテルまでは約40分で到着でした。
ホテルには今回ちゃんとベルが出ていて、レセプションまでの案内はスムーズ。
僕の名前を確認、すぐに9階のエグゼクティブラウンジに案内されるかと思いきや、「座ってお待ちください」と・・・。
あれっ、どうしたの?
まさか僕の名前が予約にない?
理由は良く分かりませんが、数分待ったところで「お帰りなさいませ。shackinbaby様(本当は本名で)」と声がかかります。
前回ラウンジでお会いしたYさんです。
「コンラッドマカオ」で僕ら日本人ゲストがとてもお世話になった人。
何でチェックインにこんなに時間がかかるんだろうといぶかしかった僕も、彼の親しみのこもった実に手練れな対応に気持ちはいっぺんに和み、後はすべて彼の先導で部屋まで案内され、至れり尽くせりの対応を受けました。
最近はYさんはラウンジではなく、コンシェルジュとベルの役目をしているんだとのことでした。
最後に年末那覇空港のトイレはほとんど使えなくなったあの大事件、もうそれは治っていましたよ。