「東京スカイツリー」には僕はもう行ったし、本当にいつでも混んでいるので、友人とは浅草のほうでお付き合い。
浅草ぶらぶら歩きのあと、「昼はどこにする?」との僕の問いに、友人は「浅草なんだから天丼なんかは?」と・・・。
浅草=天丼のイメージ?
そうかなぁ、ま、ここは彼のリクエスト通りに店を探しましょう。
その日は天気も良くないウィークデイ、時間もまだ早かったので、今日は空いているだろうと「まさる」へ。
直線距離にすると「浅草寺」から100メートルも離れてませんが、仲見世通りに並行する細い、しかも先が行きどまりの路地の奥にある店なので、ぶらりと立ち寄るという店ではありません。
ここで天丼を食べようと並ぶ店です(予約は不可)。
ランチ時しか営業していないし、店の中には詰めても12人くらいしか入れないので、たいてい行列が出来ています。
でもさすがにこの日は、僕の読みが当たって、店内は数人のみ、行列はありませんでした。
カウンターをつぶしたような壁には有名人の色紙が・・・、浅草には結構こういう店多いです。
で、これが僕らの注文、大入江戸前天丼なるもの。
天麩羅のボリュームに蓋が閉まらないというのがこの店の売りの一つなんです。
天然の車海老は大きく、でも圧巻は身の厚い江戸前穴子でしょうか。
揚げ方はごま油を使っていてもあくまで軽く、さっくり系。
全体に上品な天丼で、考えてみればこれが浅草で食べるべき天丼?
友人に薦めるには「大黒屋」のあの衣にタレがしっかりしみ込んだしっとり系の天丼が良かったんだろうか、あるいは「葵丸進」なんかのもっとごま油プンプンの方が良かったんだろうか?
でも友人はふわっ、さくっと揚がった穴子に旨い旨いと・・・。
タレは思ったほど濃くなく、砂糖や化学調味料不使用のもの。
女将さんや、声だけ聞こえる大将の明るい挨拶や会話も下町らしくて、唯一の不満は3500円という値段だけでしょうかね(笑)。