名古屋飯? (10) 味噌煮込みうどん

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僕の名古屋でのベースは「ヒルトン名古屋」なので、僕一人で何か食べに行く時はその近くで済ませることが多いです。
例えば、納屋橋の袂にある国の登録有形文化財である「旧加藤商会ビル」をリストアしたタイ料理の「サイアム・ガーデン」なんか・・・。

「ヒルトン名古屋」も連日タイ・カレーを含むカレー・ビュッフェをランチタイムにやってますが、タイ料理のレトルトなどで有名な「ヤマモリ」がこの古くはタイ領事館も置かれたことのある歴史ある建造物で展開しているタイ料理店も、そこそこ美味しかった店の一つです。

ここも「ヒルトン」から歩いて3~4分くらいの距離ですが、更に近いのがこの「山本屋本店」という味噌煮込みうどんの店。

尾張地方の農家で昔よく食べられたというごった煮、つまり味噌汁の中にすいとんやうどん、野菜などを入れた料理が、この味噌煮込みうどんのルーツなんだとか・・・。
とにかく濃厚な赤味噌ベースのつゆも、腰の強い麺もかなり独特なもの。
これこそは「名古屋飯~~~」ってイメージの代表格でしょうか。
でも店内はモダンな作り、店員は中国の人でした。
ここで、あっと気が付いたこと。
それはここが「山本屋本店」という店だということ、実は似た名前の「山本屋総本家」という店も名古屋でよく見るんです。
同じ「山本」、何か関係あるんでしょうか?
ルーツが同じとか?
あるいは全然関係ない単なるライバル?
「本店」と「総本家」、果たしてどっちが美味しいんでしょう。
この店のメニューにはいろいろなタイプの味噌煮込みうどんが載っていますが、僕のは一番シンプルな味噌煮込みうどん。
「卵は入れますか?」とだけ聞かれました。
お新香に続いて、ぐつぐつと煮え立った鍋が運ばれてきました。
ものすごいぐつぐつ感。
立ち上る鰹節の出汁を効かせた八丁味噌のインパクトある香り・・・。
生地に塩を入れずに、小麦粉と水だけで作られたコシの強~い麺、そして鶏肉、生卵、ネギなど具。
僕らが普通に食べるうどんとは全く別のうどんで、このつゆの濃厚さも本当に異質、はっきり言えば、これは僕の好みの麺ではなかったです。
それに、これで税込だと1000円を超す値段というのも、僕にはちょっと・・・(ケチですみません)。

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