ある方から個人的にメールいただきました。
今回のこのファーストクラスの運賃はいくらなの?との質問です。
前に「今後の旅行計画」のところで書きませんでしたっけ?
恥ずかしながらもう一度書かせてもらうと、JALの「ビジネスWebセイバー28週末ステイ」のシカゴ往復に、アメリカ国内はJAL発券の「Visit North America」という別切りのワンワールドのチケットを使っています。
もっと安く行けるチケットもネット上には見つかったのですが、何かとても面倒に感じてしまって(昔なら一銭でも安いチケットを必至に探しましたが・・・)、深夜にPCで予約を入れ、翌日JALのデスクに電話で済む前述のチケットにしてしまいました。
JALのシカゴ行きビジネスは35万6400円。
サーチャージがなくなった翌日の予約だったので、料空港使用料などすべて混みでも36万4550円が全チケット代でした。
で、翌日にJALに電話、JGPステイタスでいただいたアップグレード・ポイントのうち24ポイント(アメリカ線のビジネス・クラスからファーストへは、片道12ポイントが必要)を使って、往復ともファースト・クラスにアップグレードをお願いします。
ニューヨーク線と違って観光客の少ない路線だからでしょうが、お盆の時期なのにすんなりその場でアップグレードOKでした。
ということで、35~6万の支払いで192~3万はするファースト・クラスに乗ってしまったのです。
もちろん搭乗によるマイルの付き方も豪勢(笑)で、成田・シカゴ間は片道6283マイルですが、ビジネスクラス・チケットなので125%の7854マイルがまず付き、今行われている「国際線ダブルマイル・キャンペーン」というプロモーションでもう7854マイルが、更にJALでのステイタスによるボーナスの6283マイルなどが付いて、片道総計で21991マイルもマイルが付いちゃうんです。
往復だと何と48982マイル!!
バンコクなど東南アジアにビジネス・クラスで行けちゃうほどのマイルです。
大盤振る舞いですねぇ、JALさん、こんなで良いんでしょうか(笑)?
フライオン・ポイントも片道8254ポイント、往復で16508ポインが・・・今年のステイタス維持に大きなポイントになります。
普通のビジネス・クラス搭乗だと付く「欧米線お帰りサービス」(IC利用クーポン15000JPか、お帰りお車サービス)はこの料金には適応されませんが、今行われている「欧米線アップグレードポイント・ステップアップボーナスキャンペーン」は大丈夫です。
往復(2片道)で8ポイントがいただけます。
アメリカ国内の「Visit North America」のことは後で触れますが、値段はゾーン制で1区間US$140でした。
あと最近は発券手数料の2530円がかかりますね・・・もちろんこちらもJALにマイル、フライオン・ポイントともに溜まります。
マニア向けに付け加えれば、これ、サブクラスは「S」です。
やっと本題です(笑)。
JAL010便シカゴ行きのトイレです(笑)。
広さはそれほどでもありませんが、窓が空いて外が見られます。
眠い時はいつでもFAにベッドメークをお願い出来ます。
リラクシング・ウェアに着替えてフルフラット・ベッドにもぐりこみます。
シーツは滑り止めにもなりますし、羽根布団や大きめの枕は、安眠を約束してくれます。
僕は、特にアメリカに行く時などは時差ぼけ対策として、旅行の前日には余り寝ないで、飛行機の中でなるべく沢山寝られるように努力しています。
だからこの日も食事を終えて、また少しシャンパンをもらって更に眠気を誘い、一気に6~7時間は寝ました。
日本の時間で言えば午後の2時頃から寝ている計算になります。
こうしないとアメリカに着いてからの一日が長くて(到着は現地時間の朝になります)、とても辛いのです。
たっぷり寝て起きると、さすがファーストです、すぐにFAが「何かお飲みになりますか?」と、取りあえず冷たい水を持ってきてくれます。
見張られている感じすらあります(笑)。
飲み物のあとは「お食事はいかがでしょう」と聞いてくれます。
JALのファーストは(一部のビジネスもですが・・・)、2食め以降は、メニューから好きなものを、好きな時間に、好きなように食べられるのです。
そこで、僕はアラカルト・メニューの中から、「明太子とろろ丼」と「黒豚チャーシュー入りしょうゆラーメン」を・・・。
丼の「ご飯は少なめにしてください」なんてリクエストも出来ます。
味はまずまずです。
反対側の人は「ふわふわ玉子のオムライス」を頼んでいました。
あれは以前食べた時に「ふわふわ玉子」というものが機内で出せることに相当驚いたものです。
この後、映画「96時間」を。
主演のリーアム・ニーソンって確か「シンドラーのリスト」に出ていた人ですよね。
面白かったですが、あまりに「スーパーお父さん」過ぎて荒唐無稽すぎるところもありました。
あと日本のものではテレビの「アメトーク」なんかもチャンネルに入ってました。
前にも書きましたが、この機材のエンターテイメントは以外にお粗末です。
MAGICというJALのシステムでも一番古いものが搭載・・・それにファースト・クラスでもパーソナル・モニターの小さいこと・小さいこと。
冬スケジュール(10月25日以降)からの773機材なら、この点は格段に改善されるのですが・・・。
12時間近いフライトなので、僕は3食めに突入(笑)。
(また「食べすぎ!」ってコメント殺到しそうです)
到着1時間くらい前でも用意してもらえます。
これは「京の精進料理」という朝定食(?)で、湯葉饅頭べっ甲餡かけ、夏野菜のゼリー寄せ胡麻餡、赤だし、ご飯、香の物という布陣で、とても体に優しい和食でした。
もうシカゴ到着も間近
、眼下には雄大なアメリカの大地が広がっています。
ほぼ定刻の現地時間午前9時20分に、シカゴはオヘア空港第5ターミナルに到着です。
天気は晴れ、真っ青な空が広がって良い天気そうです。
第5ターミナルは国際線ターミナル、この時間に到着するのは大韓航空くらいなものなので、僕の過去の経験からイミグレはたいていがらすきです。
この日もそう、ましてファーストでほぼ先頭でイミグレを通過したので、荷物のピックもビジネス以上の専用レインから出てくるし、あの混雑必至のオヘア空港を約15分ほどで抜けられたのです。
シカゴのダウンタウンまではターミナル2から地下鉄のブルーラインで約40分で到着しますが、僕はタクシーを使います。
(なぜ使わないかですが、ダウンタウンの駅にエレベーターやエスカレーターのない駅が多い、その駅からホテルまでまたタクシーが必要・・・だからです)
タクシー・スタンドの黒人のオバちゃんたちはとってもフレンドリー、「良いなぁ、こういう明るさ。アメリカだなぁ」なんて感激しちゃいました。
旅の最初から最高の気分です。
タクシーでダウンタウンまでは約30分(弱)、値段は36ドルでした。
チップは悩みましたが15%くらいとのことで、41ドル渡しましたが、これは40ドルで充分だったようです。
ちなみにシカゴも運転手はほとんどが非アメリカ人、最初のこの運転手は何とルーマニア人でした。
着いたのはこのホテル。
ループ地区にある「パーマー・ハウス・ヒルトン」(The Palmer House Hilton)です。
前回のシカゴでは、「コンラッド・シカゴ」、「ザ・ドレイク・ホテル」そして「パークハイアット・シカゴ」に泊まりました。
シカゴには本当に沢山のホテルがあるので、ホテル・ファンの僕にはホテル・ホッピングも旅の目的の一つなのです。
「パーマー・ハウス」は前回の「ザ・ドレイク」と同じ伝統的な豪華ホテルの典型として選択、そしてその翌日はたぶん「シカゴ一」と思われるホテルに移動です。
(どこでしょう、お楽しみに)
これが「パーマー・ハウス」のロビー、絢爛豪華でしょう。
往時のシカゴの栄華振りが伝わってくるゴージャスな作りのロビーです。