夏休み旅行 (32) 昼間のメンフィスいろいろ~ギブソン、フェデックス、博物館

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メンフィス2日めはなまず料理のランチの後ホテルに帰り一息、シャワーを浴びてからまた街歩きです。
僕が宿泊した「ハンプトン・イン」はビール・ストリート界隈でも特に観光客には便の良いところ、このギターで有名な「ギブソン」(Gibson)までもわずか2ブロックの近さです。
19世紀末にマンドリンの工場として誕生、今やギターのトップ・ブランドとなったこの「ギブソン」、実際にはギターのほとんどはナッシュビルで作られていますが、ギターの製造過程をツアー形式で見られるのは、ここメンフィスだけです。
その向かいはメンフィスを代表する会社でもあり、世界的物流の雄である「フェデラル・エクスプレス」社の「フェデックス・フォーラム」(FedEx Forum)です。
大きなコンサートなどに使われますが、この週はお休みのようでした。
で、その「フェデックス・フォーラム」と「ギブソン」の間に位置するのが、この「ロックン・ソウル・ミュージアム」(Rock’n Soul Museum)です。
ここはブルースやソウル、ロカビリーなどの音楽に関する博物館、街の真ん中にある割には空いています。

その理由は多分ここが「スミソニアン博物館」の協力を得て作られているということにあるのでしょう。
はっきり言えば「面白くない」のです(笑)、普通の観光客にも僕らマニアにも・・・。
えてして、ああいう「博物館の専門家」が手がけたものは・・・です(笑)。
音楽そのものよりは、そうした南部生まれの音楽を生んだ土壌・文化を紹介している感じです。
それでも当時を物語る「実物」が多く展示されていて、それはそれで楽しいものではありましたが・・・。
この写真は当時の人気プロレスラー、確か「スプートニクなんとか」という名前の人だったと思うのですが、プロレス・ファンのmaskmanはご存知?

この写真の「WDIA」とはメンフィスに今なお現存する黒人ラジオ局、当時も今もブラックネス全開で電波を流し続けています。

このジュークボックは格好良いですね、オークションとかでこの程度に状態の良いのを買うと、もうとんでもない値段してしまいます。
それに日本までの送料も高いし・・・。
こういうジュークボックスを我が家に置くのは僕の夢ですね(笑)。

入場料は10ドル。
展示室も少なめであっという間に終わってしまいます。

でも、この博物館、中はがらがらでも、外には結構人がたむろしているのです。
理由は、ここからエルビス・プレスリーが生前住んでいた「グレースランド」(Graceland)行きの無料シャトル・バスが出発するからなのです。
もちろん僕もこの日の午後はここから「グレースランド」へ、です。
エルビスには特別な思い入れは僕にはありませんが、やはりメンフィスが生んだ音楽上の偉人の一人、見学せずに帰るわけには行きません。
バスを待つ間に、シドニーから来たというご年配のご夫婦とお近づきに・・・。
おしゃべりな奥様と寡黙なご主人。
その後主人いわく「あんたの英語は分かるな。日本人のしゃべる英語はわしには全然分からん」(意訳)と・・・でもそのオーストラリア英語の方が、僕には聞き取りづらいんですけど(笑)。
「グレースランド」までずっとおしゃべり。
シドニーのこと、オーストラリアのこと、スワイン・フルーのこと、もう3週間もアメリカ南部を旅行していること・・・楽しい時間でした。
もっともしゃべった90%は奥様、ご主人は相槌くらい・・・でもこんな老後の気ままな旅行って良いな、心底そう思えたご夫婦の旅でした。
ということで、メンフィス報告の次回はエルビス・えるびす・絵留微素・・・です(笑)。

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