シカゴ・グルメでピザの後は、何と言っても肉でしょう。
ビーフ。
ステーキハウスでも良いのですが、もう少しB級を狙いたいので、アメリカのクチコミ・サイトを参考にして、「Mr. Beef」という店に。
(ちなみにこの記事はピザに触発されて書いていますので、時系列なものではありません。食べたのは翌日です)
「パーマーハウス」からレッドライン→ブラウンラインかパープルラインに乗り換えて「シカゴ」駅で下車(同じ名前の駅が他にもあるので注意)、2ブロック戻ったところにあります。
いかにもB級なたたずまいでしょ?
でもその自信たっぷりの店名が、何ともそそられます。
この店、支店もなく、店のホームページすらありません。
地元に根ざした肉系のデリ・ショップなんです。
店の壁には店に来店したスポーツ選手、政治家、歌手、俳優のサインが一杯、この店の人気を物語っています。
この店の数ある肉メニューの中でも一番人気はイタリアン・ビーフなるもの、そのサンドイッチをオーダーしてみました。
6ドルちょっとだと思いましたが、注文すると「hot or sweet?」と聞かれます。バンズを見せてもらうと柔らかそうなパンだったので(?)ホット(辛い)にしました。
更に「chilli?」とも聞かれますので、もちろん頷いて、更に辛くしてもらいます。
出来立てのサンドイッチを窓際でパクリ。
うま~~~い!(笑)
何だ、これ・・・今までこんなにジューシーなビーフ・サンドイッチを食べたことがありません。
もう肉汁の出てくること出てくること、いくらナプキンがあっても足りません。
もう周りはべタベタです。
(こんなとき成田出国の時、JCBカウンターでもらう濡れティッシュは役立ちます)
肉は肉そのものの味がしっかり残されていて、やや強めの塩で味が調えられ、ビーフの中に、そしてエクストラで入れてもらったチリが心地よく口を刺激して、こりゃぁ、堪りません。
ニューヨークの「カッツ・デリカテッセン」のパストラミ・サンドイッチを史上最高のものと考える僕(笑)にも、ちょっと毛色は違いますが、「おぉ」と唸らせる一品でした。
この店の数軒隣には有名な「グリーン・ドア・タヴァーン」(The Green Door Tavern)があります。
1871年のシカゴ大火の直後に立てられた雑貨屋を、1921年にバーとして改造、今だに現役の、ジャズ・ライブもある店です。