夜の「龍山寺」で日本にはない独特の雰囲気を味わった後は、お寺のすぐ隣に位置する台北でも有数の観光スポット「華西街観光夜市」に繰り出します。
この辺りはまだ「華西街」の手前、最高にごちゃごちゃした昔からの台北の夜の雰囲気が味わえるエリアです。
衣料品の屋台などもありますが、圧倒的に多いのは食べ物の屋台。
漢字からそこが何を売っている店なのか、僕ら日本人には大体分かります。
美味しそうな匂いに鋭く混じる臭豆腐などの異形の臭い・・・屋台も人も食べ物も準カオス状況です。
台北初の「観光夜市」である「華西街観光夜市」は、この中華風の門から始まります。
近くには古い風俗街も抱えるこのギラギラとした通りは、台北の他のどの夜市とも違う雰囲気を持っている感じです。
アーケードの中には海鮮レストランやちょっと風変わりなもの(セクシー系)を扱うショップ、マッサージ屋などが軒を連ねています。
逆に、夜市にはつきものの若者向けの日用品やアクセサリー店、一般的な小吃を扱う店は少なめ、「海鮮物」と言っても、「普通じゃない」(笑)海鮮物も扱っているのが、ここの特徴でしょうか。
通りの入口にあるこういう「いつもの」店は少なくなります。
屋根もちゃんとあるので、雨の日も大丈夫。
相変わらず料理名に「下水」なんてあるとドキッとしてしまいます。
「脆腸」とか「猪肝」とかも・・・今はもう意味は分かっていますが、最初は・・・。
おぉ、「台南但仔?」、まだありましたって、1958年の創業以来、夜市っぽい入口と奥の客席の豪華さとのギャップが有名だった海鮮レストランです。
でも昔に比べて入口付近がずいぶんきれいになりました。
お腹が空いていれば、ここで夕食を食べても良かったです。
この店を別にすれば、周囲には海鮮と言ってもちょっとグロテスク系(?)の店が並びます。
ここは亀やすっぽんの店。
向かいには蛇料理専門の店。
この怪しさ、いかがわしさもこの夜市独特かもしれません。
昔見たことのある蛇を使ったショーもどきの店頭風景には出くわしませんでしたが、「写真禁止」の看板は昔のまま。
蛇レストランにはそこそこの人が入っていましたが、僕にはちょっとTOO MUCH。
また、海鮮レストランとは言っても、内臓など訳の分からない系の物が水槽に並んでいます。
時間はそろそろ午後11時前、適当に混んでいそうなマッサージ屋に入ります。
この辺りは足マッサージはどの店もすべて40分400元、統一値段のようです。
あまりも雑然とした店、客引きのすごい店、ゴム手袋をしてマッサージをする店などは避けて入った店は、というか僕を担当してくれたマッサージの女性は、大当たり。
すごく熱心、かつ上手。
マッサージが終わると、僕の靴がゆるゆるに・・・。
足が相当むくんでいたのかな。
台湾ではチップが要らないようなので、手抜きなしの40分で日本円にして1100円弱というのは超リーズナブルです。
タイよりはもちろん高いでしょうが、物価に比したら、台湾のほうが割安かも・・・。
足の温浴も最初にあるし、足が終われは肩もやってくれます。
大満足の台湾マッサージでした。
でもこれは店というより、その人に寄るんでしょうけどもね・・・。