シンガポールのローカルフーズも食べたい、ホーカーセンター(屋台街)も体験したい・・・そんな奥さんたちの希望には、チャイナタウンの「マックスウェル・フード・センター」(Maxwell Food Center)、宿泊している「マンダリンオリエンタル・シンガポール」の真ん前の「マカンスートラ・グラットンズベイ」(Makansutra Glutton’s Bay)、そして老舗の「ラオパサ」(Lau Pa Sat)などをリスティングしておきました。
どこでも行きやすいところに行くようにと・・・。
彼女たちが選んだのは、足しげく通ったというチャイナタウンの「マックスウェル」。
フレンチを連日食べ続けた「ブキット・パソ・ロード」から歩いて10分くらい、僕の好みのブティック・ホテル「スカーレット」(Scarlet)のすぐ近くにそこはあります。
(「スカーレット」のレポートは、2008年5月3日を参照してください)
シンガポールには本当にたくさんのホーカーズがありますが、その中でもここは観光客もたくさん、マニアックな「オールド・エアポート・ロード」辺りのホーカーズなどと比べると、どんな初心者でもハードルは低いはずです。
それにここは美味しい店が多いですからね。
ホーカーズには多種多様なローカル料理が・・・。
でもシンガポールと言えばチキンライス、チキンライスと言えばシンガポールに数多くの名店あれど、ここに「とどめ」をさすといわれる「天天海南鶏飯」がこのホーカーズにはあるんです。
僕は過去に随分遠出までしてこのシンガポールのチキンライスを食べ比べましたが、ここのチキンライスの「食べやすさ」は抜群でした。
特にチキンの味がしっかり沁みこんだはらはらのライスはここが最高。
マニアックな所より、美味しさ、行きやすさ、観光客でも食べやすい環境・・・そんな観点で奥さん達に選んであげたのが、ここなのです。
事実、ホーカーズが何回目かになる奥さんはそうでもなかったようですが、同行のご友人は始めてのローカル屋台の大群に多少ビビり気味。
僕がホーカーズでの「お作法」というか利用の仕方・流れを書いてあげていたので、実際その通りことが進み、このチキンライスを完食後は、もうにこにこ顔だったと・・・。
この「天天海南鶏飯」でのローカル・ルールは向かって右側のブースでメニューを決めてお金を払い(当然現金のみ)、レシートを左のブースで渡して料理を受け取るシステム。
(ブースにある「B」という表示は、シンガポール政府による衛生状態の認定証、「A」がベストです)
この時は誰も並んでいませんが、たいていは大行列。
前の人のやることを見ていれば、全く大丈夫ですが、最初にシステムが分かっていると更に楽ですものね。
チキンライス以外にもメニューは並んでいますが、たいていの人はチキンライスの大か小を・・・。
これがその「小」。
値段はたったの3シンガポールドル(日本円で約200円)。
「安い、早い、美味い」と3拍子揃ったシンガポールの代表的庶民料理です。
ホテルや高級シンガポール料理店のチキンライスで20シンガポールドルも出すと、確かにチキンは肉厚で付け合せなども豊富に豪華版で出てきますが、これはこれで最高です、充分です。
うちの奥さんも「心底美味しい」と絶賛でした。
僕にとってのベスト・チキンライス@シンガポールはノヴィナの「威南記鶏飯餐室」(ウィーナムキー)ですが、奥さんをあそこまでは行かせられないですもの。
このチキンライスですっかり気を良くした彼女達、サトウキビを搾ってジュースにしてくれる店なども試して、ホーカーズも満喫したようです。