香港への家族旅行。
到着した翌朝も相変わらず天気は良くなく、空には分厚い雲が・・・。
それでも雨に降られないだけましだったかもしれません。
僕らの1泊目のホテル「ヒルトン・ガーデン・イン香港旺角」はMRTの旺角駅からも油麻地駅からも歩いて7分くらいのロケーション。
アドレス的にはこの「?油街」」(ソイ・ストリート、Soi Street)沿いです。
この辺りのメインストリートである「彌敦道」(ネイザンロード、Nathan Road)に出るまではこんな感じの両側。
鎖専門店なんて面白い店も並びます。
夜はこの辺りは店はすべて閉まり、人通りが少なくなるので、寂しくはなりますが、僕と娘は深夜に女人街に行くのにここを通っても、危険という感じはしませんでした。
ただ娘一人だとどうかは?ですが・・・。
朝食後は、僕らはローカル・マーケットめぐり。
名もない屋台風売り場の集合体から、「恵康」(ウェルカム)のようなスーパーマーケットまで、さすが女性陣、僕以上に興味大だったようです。
特に娘は会社の友達にと「恵康」では鴛鴦茶など香港らしいものを大量買いしていました。
鴛鴦茶は香港でポピュラーなコーヒーと紅茶のMIX。
このブランド(「リプトン」)のも買ってましたが、もっとローカルなブランドのも買い込んでいました。
その後はこの辺り最大のショッピングモール「ランガムプレイス」に行き、でもそのショップがたいてい午前11時からのようだったので、ランチにはやや早かったのですが、「ランガムプレイス」内のホテル「コーディス香港アットランガムプレイス」(Cordis, Hong Kong at Langham Place、香港康得思酒店、昔の「ランガムプレイスホテル」です)6階にある中華レストラン「明閣」(ミンコート、Ming court)に行ってみます。
ミシュランの星は2★(時々1★)のレストラン。
(「ランガムプレイス」の設計は、日本では「六本木ヒルズ」や「なんばパークス」、「キャナルシティ博多」などのショッピングモール部分を手掛けたアメリカ人建築家のジョン・ジャーディの設計で、それらと似た作りといえるかも)
オープンは2004年、当時は同系ホテルだった「ランガムホテル香港」の人気レストラン「唐閣」の兄弟レストランとして僕も注目、オープンしてすぐにここを訪れたことがあります。
その時の美味しさ、その後のミシュランの★での高評価などから、そして何より今回の宿泊ホテルから至近、食事の後はすぐに何百という店の集まる巨大ショッピングモールが隣接していることからの、ここの選択です。
やはりここはレセプション・カウンターを店の外にしっかり出ている高級店、少し前でも電話で予約を入れておく方がベターでしょう。
オープンを待っている客は多かったのに、僕らは一番先に呼ばれ、テーブルに案内されました。
巨大な見せるワインセラーもすごくて(僕はこの分野には無知ですが)、このレストランではiPadでワインを選ぶことも出来るようです。
レストランの中は僕が以前訪れた時と基本的に同じで、中央に一段高い円形のエリアがあり・・・
窓際など(でも景色は大したことはないです)その周囲に更にいくつものテーブルが置かれ、奥には個室もあります。
サービスはさすがにミシュランで★を取るレベル、丁寧だし、スムースだし、ウェイターやマネ―ジャーの英語もほぼ完璧なものです。
メニューは分厚く、ランチでも本当にいろいろなメニューが選べます。
時価とあるものもあるし、鮑など相当高価なものもあります。
基本セッティングのカトラリーもエレガント。
僕らがアルコールを飲まないとみるや、マネージャーからソフトドリンク1杯のプレゼントの申し出があり、出てきたスイカのジュースの何と旨しかったこと。
スイカのジュースがあればどこでも頼んでいるという娘は「これがマイ・ナンバーワン・スイカジュースね」と絶賛していました。
お茶は香港らしく普?茶を・・・。
まず最初の皿はスープです。
これは娘の希望で燕の巣の海鮮スープ、一口飲んだ娘は「旨~~い」と。
こうして娘に喜んでもらえるのはここに連れてきたオトーサン冥利に尽きます(笑)。
燕の巣がこれでもかと入っていました。
次は点心、種類別に蒸篭に入ってではなく、一人ずつの蒸篭で・・・。
今度は奥さんのリクエストで鮑を・・・。
吉浜産のだと値段がとんでもないことになるので、今回は南アフリカ産のものにしました。
同じソースで煮こまれて出てきたガチョウの水かきは外見から嫌がるかと思いきや、奥さん「コラーゲンが一杯なのよね」と嬉々として・・・。
娘もそれを見て食べてみると、「結構美味しいじゃん」。
そう、美味しいんですよ、香港で食べる水かきは。
もちろん鮑はその柔らかさに、歯にねっとりまとわりつくような独特の食感ともども美味しく食べられました。
そしてメインとなる皿は僕のチョイス、イベリコ豚を揚げて年代もの中国黒酢で炒めたもの。
これはもう万歳するしかない味。
イベルコ豚そのものも美味しければ、揚げ方、黒酢の味、炒め方、もうeast meets west、ヌーベルシノワの最高峰、本当に美味しかったです。
家族全員満足感120%。
ご飯ものは娘が食べたいと言った炒飯、干し貝柱と卵白の炒飯です。
娘、「炒飯はこのパラパラ感よね」と・・・。
デザートは僕の好きな楊枝甘露。
マンゴ、タピオカ、ポメロの3つがミルクと融合しあって 醸し出すさわやかさが魅力の香港を代表するスイーツです。
奥さんと娘は「量が多~い、マンゴの量が一杯、美味しい~」と喜んでくれ、どうやら前菜からデザートまでこの店を選んで成功だったようです。
値段は料理だけでサービス料込でHK$1750(日本円にすると約28000円弱)だったと思います。
お茶代は1人HK$25。
高いと言えば高いですが、高級食材満載だったので、僕的には〇でした、ここの食事。
食事の後は「ランガムプレイス」で狂乱(?)のショッピング・タイム開始。