心和む道

何となく「好きな道」ってありますよね。
地元にもありますし、何回も行くうちに外国にだってあります。

ここもそのうちの一つ、那覇の「国際通り」から徒歩１５分くらい、焼き物屋の多く並ぶ「壷屋」というところの小道です。
通りの名前は知りません。
名前があるのか無いのかも分かりません。
人がすれ違うのがやっとのような小道。
随分昔に何かの雑誌で紹介されていて、初めてここに来ました。
沖縄ではこういう路地を「スージ」、それに「小さい」って意味の「ぐゎー」を付けて、「スージぐゎー」って言うそうです。
「育陶園」という焼き物屋さん・教室のＨＰにこんな地図がありましたので、お借りしてきました。
この地図の③のあたりです、僕が好きなのは・・・。

迷路を成すように曲がりくねった石塀は、びっしりと這い伸びた蔦で覆われ、その緑の壁に見え隠れする沖縄風の屋根に、僕の心は最高に安らぎます。
人もあまり通りません。

これまでに３回くらいここに来ましたが、いつも僕だけが歩いている記憶です。
これは今も使われている共同井戸、沖縄では「村ガー」なんて呼ばれているそう・・・。

人の少ない「スージぐゎー」沿いの家の屋根には猫が日向ぼっこしていました。
この辺、猫は多いです。

良いなぁ、こういうのんびりした雰囲気。