僕と奥さんの気ままなバンコク旅行。
美味しいタイ料理を食べたい・・・これはもちろんのことなのですが、今回は奥さんと一緒、いつもの僕とは違うタイプのレストランを選んでいます。
せっかくタイに来ているのだから、食べるのは絶対タイ料理。
ランチには「アリヤソム・ヴィラ」のカジュアルだけれどスタイリッシュな「ナアルン」でヘルシーなベジタリアン&シーフードを中心に、そしてディナーにはここ「チャクラポン・ヴィラズ」(CHAKRABONGSE VILLAS)のレストランで思いっきりプライベートにロマンチック・ダイニングを・・・。
ここはタイ国王ラマ6世の子息である「チャクラポン王子」の別荘として、王子が王宮へ参内する時の着替えの場所などに使うため、1908年に建てられた由緒ある建築物。
それをラマ6世のお孫さんにあたる方が宿泊施設として改装、近年「チャクラボン・ヴィラズ」というたった3室だけの超スモール・ラグジュアリー・ホテルとして知る人ぞ知る存在です。
僕らの乗ったタクシーはヤワラー(中華街)を抜けて、チャオプラヤ川傍の、そう、分かりやすく言うと「ワット・ポー」近くの、川の波止場で言えばターティアン近くの、マハラート通りにひっそり佇むこの建物に到着。
通常その門は固く閉ざされていて、門番にレストランの予約があることを言って開けてもらうという厳重っぷり。
(そうそう、2008年2月18日に取り上げた「アルン・レジデンス」もこの近くです)
中はかなり広く、いくつもの建物が・・・。
取りあえず奥に向かって歩いていくと「Welcome to Chakrabongse Villas, Mr. & Mrs. Shackinbaby(本当は本名で)」と声がかかり、ネイティブできれいな英語を話すマネージャーが以後の館内のお世話をしてくれます。
彼はとても親切、このヴィラの由来、構成なども詳しく説明してくれ、この日は宿泊客はゼロ、レストラン利用の客が僕らの他にもう一組だけ、それも予約の時間がだいぶ違うので、ほとんど貸切状態であることなどを丁寧に教えてくれます。
わぁ、本当に貸し切り?
こんな広い所を?
これは確かに贅沢です。
以前はここ、宿泊客だけのためにシェフが料理を作っていたそうですが、その料理の評判から、僕らのようにレストランだけの利用も可能になったそうです。
食事は希望すればどこででも取れるそうですが、通常はこの川沿いのパヴィリオンの中で・・・。
ここは冷房も効くので主にタイのハイソな人達には人気だそうですが、僕らは絶対アウトドア。
せっかくここはチャオプラヤ川沿い、そのリヴァー・ビューを満喫しなくてどうしましょう。
用意されていたテーブルをテラスまで移動してもらいます。
僕らだけの準貸し切りですから、こんなこともすべて可能なのです。
どうです、この景色!
対岸、目の前には「ワット・アルン」(暁の寺)が・・・!
もう、ここ、言うことのない実にタイを感じるロケーションです。
すごい!