親戚の叔母様達との香港(珍)道中(笑)、ホテルの無料シャトルで、MTR尖沙咀駅に移動です。
この後は僕の選んだ香港堪能(?)コースを・・・。
パッケージ・ツアーで回ればバスで目的地まで簡単に直行、でも僕の手作りツアー(笑)は、MTRのチケットを買うことから始まります。
叔母様方、以外にもこれが新鮮に思えたらしく、「駅が込んでいるのね」「漢字で大体意味が分かるわ」とか結構好評でした。
窓口でツーリスト・パスのことを聞くと、1日パスの50ドルしかない・・・と。
いくら何でも一日に50は乗らないだろうと思い、湾仔(ワンチャイ)まで一人8.5ドルのチケットを買います。
でも何故に湾仔?
理由は聞かないでください(笑)・・・ただ、なんとなくモダンなところとローカルなところが旨くミックスしていて、いかにも香港かなと思ったから・・・です。
つまり、イギリスからの返還式が行われた香港會議展覧中心(コンベンションセンター)、警察總部、入境事務大樓、税務大樓などハーバー側に政府のビルが建ち並ぶ一方で、路面電車道の1本裏通りに入ると香港庶民のエネルギッシュな生活が・・・もちろん香港にはこうした地域は他にもあるでしょうが・・・ね。
湾仔の駅を降りてすぐに眼に入る「龍門大酒楼」、もう店は閉じているようです。
ほんの数年前に、超レトロなまでの香港地元スタイルの飲茶を美味しく食べた店なのに・・・それに建物も、いかにも古い湾仔を代表しているかのような古いもので、僕は結構好きでした、この店。
2階建てのトラムも、叔母様方香港ビギナーには必須アイテムです。
皆、カメラでカシャッ(笑)。
トラムの向こうに見えるのが「和昌大押」・・・「押」の漢字から分かるように日本で言う質屋です。
(僕のマカオ旅行記を読んでくださった方はご存知ですよね)
今日のお昼はここに入っているレストラン「祇月」で飲茶を食べるのです。
むかし質屋だったレトロな建物を最先端クリエイター集団がリニューアル、中は超スタイリッシュなインテリア・ショップとかレストランになっています。
いま香港でかなりホットな場所として知られています。
その「和昌大押」のすぐそばに、あの蛋撻(エッグタルト)で有名な「泰昌餅屋」(タイチョンペンカー)の湾仔店があります。
もう今やあの中環の坂を上っていかなくても、こうした支店で(いくつもあります)クリス・パッテン氏がこよなく愛した香港スタイルのエッグタルトを簡単に買う事が出来るのです。
店にはひっきりなしに客が訪れますが、並ぶなんてことはありません。
エッグタルトは一個4.5ドル、昔とそう変わらない値段が嬉しいです。
で、お味?
美味しいに決まってるじゃないですか!出来立ての時間を狙っていっているのですから。
タルトはまだ超あつあつ、土台はパイではなくて、サクサクほろほろのちょっとだけ塩味も効いたクッキー風生地のもの。
卵の味を充分に生かして、マカオ風のように焦がしカラメルもかけないで、本当に素朴な美味しさ。
同行の叔母様方と、道で立ち食い(笑)・・・もう彼女達大感激のB級グルメ・・・「高いものだけが美味しいんじゃない」・・・叔母様達は口々に賞賛です。
ま、僕はここのがベストとまでは思いませんが・・・(笑)。
じゃ、どこのがベスト・フェバリット?
それはいずれ・・・(笑)。
通りの奥にはまだこんな風景も・・・モダンもローカルもそのミックスもすべてごちゃごちゃの湾仔です。