ダウンタウンのごく限られた一部ですが、シドニーの街をてくてく。
手には「イソップ」のショップで買った重い荷物もあるので、少し休みたい・・・。
「QVB」まで戻ってきているので、通りを渡れば僕の泊まっている「ヒルトン・シドニー」。
僕の場合36階のラウンジ・アクセスも付いているので、いつでも自由にお茶出来る・・・。
そうすれば無料で楽なのは重々承知ですが、朝食の「ビルズ」の時と同じで、僕の中には「シドニーにいるんだからシドニーらしいところで」の思いがどうしても・・・。
そこでハッと考えついたのが、ここ。
「QVB」の「LEBEL 3」にある「THE TEA ROOM」というティールーム。
「QVB」の最上階に位置するここは、限られたエレベーターでしか行けず、観光客にはまだあまり知らていない穴場とか・・・。
もともとは「QVB」のグランドボールルーム、それが近年改装されてこのティールームになったそうなのですが、以前も今もシドニー・セレブのパーティー・スペースとしてとても人気のあるところ。
ウェディングなどによる貸切もしょっちゅうとか、でもこの日は「開いて」いました。
聞くとこの日は予約なしでも大丈夫と、通常は朝10時のモーニングティーの時間から、ランチ、アフタヌーンティーと予約が必要なんだそうです。
https://www.thetearoom.com.au/
中は実に重厚な作り、そのレトロ感にはたまらないものがあります。
お客は地元のマダ~~ムといった人たちばかり、年齢層は高めです。
この時間はトラディショナル・アフタヌーンティを中心に、シャンパン付きや、カクテル付き、更にはグルテン・フリーのものなど、どのテーブルにも3段トレイが・・・。
ここのウェブには「The History of Tea」というコンテンツがあって
Imported by the East India Company, the first samples of tea reached England between 1652 and 1654. By the middle of the 18th century, tea had quickly proven popular enough to replace ale as the English national drink.
Prior to the 17th century, the English had two main meals – breakfast and dinner. It was Anna, 7th Duchess of Bedford, who first invited her friends to join her for an additional afternoon meal of bread and butter sandwiches, small cakes and, of course, tea. Later, made popular by Queen Victoria, afternoon tea developed into an indulgent cuisine of wafer-thin crust less sandwiches typically of cucumber, smoked salmon and cheddar cheese, fancy cakes and regional British savouries and pastries such as Welsh rarebit, Scottish scones and English crumpets.
Two distinct forms of tea services evolved: ‘low’ and ‘high’ tea. Low tea, enjoyed in the low or early part of the afternoon, was served in aristocratic homes and featured gourmet titbits with emphasis being on the presentation and conversation. The working class originated high tea. Not having the means of two main meals each day they combined afternoon tea with the evening meal, serving meats, breads and cakes with hot tea at the end of the day.
The Tea Room preserves a rich tradition using the highest quality single estate loose leaf teas and tisanes sourced from the finest growing regions of the world – China, India, Japan, Sri-Lanka, Taiwan and Africa. Unlike most loose leaf teas which are blends from many estates, our single estate teas guarantee the purest expression of flavour, place and quality
The Tea Room offers morning tea and afternoon tea and an a la carte lunch in luxurious surroundings that celebrate the cultural significance of the historic Queen Victoria Building Ballroom.
などと、紅茶の歴史、アフタヌーンティ、ハイティーとローティー、このティールームの特徴などが書かれていて、参考になります。
僕のオーダーは一番基本のトラディショナル・アフタヌーンティーで、A$39。
(またも値段のことを書きますが、予想より高い値段です)
高級店らしく使われているリネン類もカトラリーも質の良いもの。
そして出てきたフィンガー・サンドイッチもプティフールも繊細さという点ではいまいちですが、さすがに繁盛店、そのどれもが作りたての美味しさに溢れていました。
乾きやすいサンドイッチも、ここのは合格。
スイーツも軽くさっくり出来ています。
見た目が実に無骨なスコーンは意外なほど基本に忠実な焼きたての美味しさ、これは予想外でした。
この雰囲気の中で食べるアフタヌーンティー、僕には量多過ぎでしたけど、味は意外なほど良くて、ここ、気に入りましたね。