１週間でこんなに出来る　（５７）　セントパンクラス駅からユーロスターに

ロンドンからベルギーのブリュッセルに移動するためにセントパンクラス駅に来ています。
すぐにユーロスターの乗り場（５～１０番線）には行かずに、１８６８年に作られたヴィクトリア朝ネオゴシック建築のこの駅の威容を見て回ります。
セントパンクラス駅からユーロスターが出発するようになったのは２００７年、今年はオリンピック・ジャベリンもこの駅が始発でした。
構内には興味深い銅像がいくつもあります。
これはユーロスターの開通を記念して近年置かれたブロンズ像。
このモデルこそ、この豪壮な駅舎を今に繋いでくれた立役者、サー・ジョン・べッジャマン（Sir John Betjeman）という人だそうです。
何でも彼は１９６０年代初期、この駅が取り壊しの危機に直面した際、反対運動の先頭に立って活躍した詩人なんだそう・・・。
彼無くしてはこのセントパンクラス駅はなかったわけですもの、こうして彼の功績は称えられるべきでしょうね。
もう一つ、こちらは髙さが９メートルを超すという有名な「ザ・ミーティング・プレイス」という像。

いわゆる待ち合わせ場所ですが、この時ここで人待ち顔で待っている人は誰もいませんでした。
ロマンチックな像ですが、ちょっと大き過ぎかもしれません。

ネオゴシックな装飾が、今の僕にはとても新鮮。
さ、そろそろユーロスター乗車の準備をしましょうか。
チケットはネットで発券済み（ウェブ上の予約は超簡単、ただ値段は条件と時期によってかなり変わりますから、いつどんな値段で買うかは各自の腕の見せ所です）、プリントアウトしたバーコードをスキャンさせるだけ、簡単。
ただこの時間、この後のセキュリティ・チェックが混んでいて、なかなか前に進みません。
イミグレーションは以外に簡単、あっという間に通れます。
なので全体として通過時間は１５～２０分くらいでしょうか。

僕の乗るブリュッセル行きのユーロスターは８時５７分発、そうそう、値段は僕の場合、スタンダードプレミア（中間のクラス）で１２０ユーロでした。
出発の約１０分ほど前、ホームに上がれるようになります。