バンコク2日目にして帰国日という僕のいつものスタイルの弾丸旅行。
2日目、僕が食べたのは、朝は宿泊ホテル「ヒルトン・バンコク・スクンビット」の「スカリーニ」というレストランでのバフェ、昼はトンローの「パーム・キュイジーン」、更に午後4時のホテル・チェックアウト前後にはラウンジのアフタヌーンティーを楽しむ・・・と、この日も僕の食欲は全開でした(笑)。
チェックアウト後はBTSで「サイアム」に出て、繁華街の雰囲気を楽しみます。
そしていよいよ、この旅最後の食事、夕食です。
選びに選んだのは以前に「行きたいレストラン」でもリスティングしたスクンビット・ソイ31の「サイアム・ウィズダム」(SIAM WISDOM)。
ここは地図を見てもソイ31の奥の方で、BTSの駅から歩ける感じでもありません。
僕は食事のあと午後10時25分発の飛行機に乗るので、食事の予約は午後6時のレストラン・オープン時に・・・。
あまり遅くなるわけにはいかないのです。
「サイアム」は夕方の車ラッシュ時、タクシーが歩道からは捕まりそうもなかったので、「サイアム・パラゴン」のタクシー・スタンドに並び、辛抱強く順番を待ちました。
タクシー運転手でも住所だけでは道を間違いそうな奥の方にこの「サイアム・ウィズダム」はありました。
http://www.siamwisdomcuisine.com/
わぁ、いかにもタイ料理店といった佇まい。
築50年代の古いタイ伝統家屋を大胆に増改築しているようで、2階建てのようです。
何でも1階がラウンジ・バー、2階がダイニングになっているとのこと。
タクシーが着く音で、中からタイの衣装を着た女性が出てきます。
僕が予約があることを告げるとすぐに分かってくれ、以後すべて僕を名前で呼んでくれます。
どの人も英語は堪能のようです。
2階のドアが開かれると・・・
(ここにもドアボーイ役の男性が控えています)
伝統的な建築スタイルの中にモダンなエレガンスさも加えた実に好感のもてるタイ情緒に浸れるもの。
ただ昔のように総チーク材作りといった感じではありません。
ま、今はもうそんな贅沢なんて簡単には出来ないでしょうが・・・。
色々なタイプの席がありますが、僕が選んだのは、この天井の一部に明かりとりのある部分の下。
午後6時というとバンコクはまだ明るく、ここから陽の光が充分入って、このあと暮れてゆく様をここからゆっくり見られそうです。
その他の席。
お客さんもどんどん増えてきます。
意外にも外国人、観光客っぽい人はおらず、タイ人ご家族、若いカップル、いかにもお洒落&ハイソ系グループといった人たちばかり。
タイ人に支持されるタイ料理店ならと、僕も料理を待つ間、安心感を覚えます。
ここのシェフは前日の「ナーム」とは違い、生粋のタイ人。
タイのテレビ番組「アイアン・シェフ」(「料理の鉄人」のタイ版)でも有名なChumpol Jangprai(チュムポン・ジェンプライ)氏です。
https://th-th.facebook.com/pages/Chef-Chumpol-Jangprai-Fc/383986011620557
ウィッタユの食堂「サグワンシー」の息子として生まれ13歳の頃から厨房に入り、「アナンタラ」や「ブルーエレファント」で働いたのち、去年の4月13日、この「サイアム・ウィズダム」を開いたのです。
名実ともにタイのセレブリティ・シェフ。
このレストランにはランチとディナーがあり、ランチはアラカルト、ディナーはコースのみとなっています。
ディナーのコースは3種類。
100年以上前の料理を現代に復活させた「Ancient」、近代のベイシックなタイ料理で揃えた「Classical」、現代のテイストを取り入れた「Innovative」です。
(午後7時を過ぎる頃から、ここでこのラナートの生演奏が始まります。
これならその時の気分で、昔から受け継がれた正真正銘のタイ料理か
ら現代風にアレンジされた若者にも食べやすいフュージョン風タイ料理まで色々なタイ料理が選べそうです
僕はこの店は初めて、なので一番普通そうな「Classical」を選びました。
予約は「ダブルツリー・バイ・ヒルトン・スクンビット・バンコク」のコンシェルジュから入れてもらいましたが、「JCBプラザ」からも予約の再確認してもらうと(あるいは予約を入れると)、ウェルカム・ドリンクが付きますし、ランチなら10%OFFにもなります。
左のレモングラス・ティーがそれ、右のタイ・アイスティーは僕のオーダー(120バーツ)。
付けたしですが、ラナート(木琴)の映像を。
エラワン廟で取られた画像のようです。
マレット捌きがすごいですね。
バリ島のガムランとの共通点も感じます。