スクンビットの新しい高級タイ料理店「サイアム・ウィズダム」でバンコク最後の食事です。
ディナーとして3種類設定のある中から、この店には初めての僕、一番普通っぽいと思われる「Classical」を選択(1900バーツ++)。
この店も最近流行のテーブルクロスなしの店です。
食器なども良く考えられたもので、タイ・シックとでもいうべきセレクション、料理に合わせて出てきます。
まずはアミューズ。
ミエンカムとカオタンナータン(チキン乗せ)、ともに文句なしです。
まさにタイ・クラシックスですが、とにかくすべての質、状態が最高。
この店も前日の「ナーム」同様、ディテールまで気が配られている繊細な作りの料理を出す店のようです。
次いで前菜が4種。
きれいに盛られたチキンのサテ、タイ語だとサテ・ガイ・バンかな?
トーストの上に乗っているところがタイ・ローカルっぽいです。
隣はお馴染トート・マン・プラ。
コブミカン(カフィアライム)の葉がタイ情緒を盛り上げます。
どれも本当に材料の質が良くて、見慣れた食べ慣れた料理ばかりですが、どれも美味しいの一言ですね。
これはタイでよく見るシカクマメ(四角豆、沖縄ではうりずん豆、英語だとwinged bean)のサラダ。
海老、ポークのミンチ、卵(アヒル?)、カリカリのエシャロットなどが入っていて、チリのドレッシングで食べさせます。
これまたこの種の料理の中でも洗練された良い味。
次のこれは給仕役のお嬢さんはミー・クロッブ・タイといってました。
ミーは麺、クロップはカリカリに 揚げるですから、麺をカリカリに揚げたものに具が乗った料理です。
ここの麺は甘いカラメルがまぶしてあって、海老や豆腐、大蒜、野菜などが具材。
食感も楽しいし、タイ料理の甘い、辛い、酸っぱい、しょっぱいのすべてが味わえる料理で、これも好きですねぇ。
ここまでで前菜が終わり、この店も「ナーム」に劣らずすごい量が出てきます。
タイですから食べきれないものは遠慮なく残しても、失礼ではありません。
このあとメインが出るまでの箸休めにタイのハーブ入りのシャーベット。
給仕係は英語とタイ語で何のシャーベットか言ってくれたのですが、聞き取れませんでした。
ここからがメイン。
メインは何と5皿構成だそうです。
そんなに食べられるでしょうか?
窓からの空がどんどん黒くなっていきます。
料理の写真も、やや写りが悪くなっていきます、その点はご容赦を・・・、フラッシュは使いたくないので。
まず超有名トム・ヤム・クン。
これも高級店らしく海老の良いのが入っています。
アスパラガスと椎茸がオイスターソースや中国醤油で、大蒜と共に炒められています。
美味しくないはずはない一皿と言えます。
次は鶏肉と、マッシュルーム、野菜、カシューナッツ炒め。
これも標準的な味付けで文句なし。
メインの4皿めはカレーです。
ここでは蟹肉がたっぷり、檳榔子の葉も入っているとのことですが、作りとしては「ザ・クラシック」。
最後はタイ風ビーフサラダ。
ここのビーフも「ナーム」のビーフと同じで、最高の肉質、注意深いチャコール・グリルで、若いマスクメロンやミントもすごく良い感じです。
ライスは素焼きの壺で、ホワイト・ライスとブラウン・ライスが・・・。
デザートはカオニヤオ・マムアンとアイスクリーム。
もち米が飴細工の籠に入って出てきます。
ここでコーヒーか紅茶が出て、最後のプチフールはタイの伝統的なスイーツ4種盛り。
外に出るともう相当な暗さ、数人のスタッフが丁寧にワイをしながら、僕を送り出してくれます。