「マンダリン・オリエンタル香港」の「文華」でお昼を食べた後は、さぁ、いよいよマカオです。
香港からマカオへは、お金持ちはヘリコプターで移動でしょうが、僕ら普通の人はまずフェリーで、です。
フェリーは香港空港のスカイ・ピアからも出ていますし、もちろん九龍からも出ています。
しかし、一番本数のあるのは僕が乗ったMTR上環駅直結の「新徳中心」というビルに続いた「港澳客輪埠頭」(マカオフェリーターミナル、Macau Ferry Terminal)からでしょう。
ここは24時間営業、最盛期には5分に1本という発着スケジュールの、世界で一番過密ダイヤのフェリー・ターミナルなんだそうです。
僕が行った1週間前位でしたら、ちょうど中華圏の旧正月の時期、さぞや混雑を極めていたでしょうが、この日のターミナルは閑散としていました。
この日は平日で、フェリーは15分毎の出発。
チケット売り場のおじさんは英語が堪能で、「少しでも早くマカオに行きたいなら、スーパークラスのチケットを買って、前便のキャンセル待ち(英語ではstandbyという単語が使われます)をすればたいてい前のに乗れますよ」と・・・。
ということで、エコノミー・クラス(普通位)は134ドル、スーパー・クラス(豪華位)は236ドルと100ドル(1200円弱)も違ったのですが、「文華」で大金を払って気が大きくなっている僕は(笑)、スーパークラスを選んじゃいました。
(週末や祝祭日、夜間はまたそれぞれ違う値段で、これより高くなるとのことです)
マカオは香港から見て外国ですから、当然簡単ですが香港出国のイミグレーションがあります。
そしてチケットには出国税も含まれています。
で、チケット売り場のおじさんの言うとおり、キャンセル待ちの2番目だったのですが(チケットの②がその印し)、無事前の便に乗ることが出来、待ち時間もほぼゼロと、マカオへも順調な滑り出しです。
席は一番前。
窓はこんなに汚いのですが、IFCビルも見えて、さぁいよいよマカオだぞぉ!の実感がわいてきます。
船はいわゆるジェットフォイル、揺れはほとんど感じないくらいです。
びっくりしたのはこの機内食、いや船内食・・・なんとスーパー・クラスは食事が付ているんだそうです。
きのこのクリーム煮乗せご飯?
思ったほど不味くはありませんが、僕は「文華」で美味しい食事を終えたばかり、この船内食は一口でやめておきました(笑)。
船は約1時間でマカオに・・・。
マカオ半島とタイパ島とをつなぐフレンドシップ大橋が見えてきました。
ここでも天気はあまり良くなく曇り空、しかも汚れた窓からですが、次第にマカオの高層建築群も視界に入ってきます。
マカオに着いたぞぉ!
乗ってきた船です。
ここでマカオに入国するわけですから、またイミグレがあります。
今日はすいていたので香港出国もマカオの入国も超簡単でしたが、これが込んでいるときは随分いらいらすることでしょうね。
イミグレを抜けると、各ホテルやカジノのスタッフ達が大勢待ち構えています。
僕が宿泊するのは「WYNN MACAU」(ウィン・マカオ)。
真っ赤なジャケットを着た「WINN」のオニーさんが荷物をバスまで運んでくれます。
ミネラル・ウォーターや観光地図、カジノの$100利用券なども持ってきてくれます。
バスもオニーさんの制服と同じ真っ赤。
フェリー・ターミナルから走ること約10分、辺りを睥睨する巨大な金色に輝く建物に到着します。
ここが僕の宿泊するホテル、バスはまずカジノに止まり、次いでホテルのエントランスまで行ってくれます。