「ザ・リッツカールトン香港」の(アライヴァル)ロビーの要所要所に配されたホテル・スタッフは遠くからでも目ざとく(トロリーを引いた)僕を見つけ
「チェックインでございますか?」
と聞いてきてくれます。
人の行き来はかなり激しいですが、スタッフ数が十分配されているので、ここでまごまごすることはありません。
「チェックインは103階で承ります」
と言いながら近くのPCで僕の名前を予約の中に見つけると
「クラブ・レベルをご予約でございますね。私がご案内いたしましょう」
とエレベーターに同乗してくれたのです。
103階で僕は別スタッフに受け継がれ、更に客室階行きのエレベーターに乗り換え、116階の「ザ・クラブ・ラウンジ」へ・・・。
そしてこのラウンジのレセプションに着くや「shackinbaby様(本当はもちろん本名で・・・)、ようこそ当ホテルへ」と女性スタッフに挨拶されるというスムーズさ。
どういう連携プレイなのでしょう。
ただこの連携、いつもこうではなさそうで、チェックインやアウトが混んでくると、相当ゲストを待たせたりすることも実際見聞きしました。
僕の場合は、タイミング的に最高だっただけのようです。
レセプションの奥に広がる「ザ・クラブ・ラウンジ」はとても広く、色々なタイプの椅子がたくさん並んでいます。
写真は人がなるべく映り込まないようにしましたが、実際にはかなりな混雑状況。
この時間、テーブルの上にカトラリーがセッティングされているエリアもあるし、ないところもあります。
窓の外は僕の心配通り、雲がそのほとんど。
ちょっと見には真っ白に見えてしまいますが・・・
116階ととんでもなく高いところにあるので、風は強そうで、風向きによっては切れ切れに香港の街と海が航空写真のごとく見え隠れします。
やはりすごいといえばすごいです、この高さ。
これだけで、シンガポールの「マリーナベイサンズ」のプールの時にも書きましたが、「一度は経験すべきホテル」と断言しても良いようです。
ホテルのウェブにはこの「Club Level」の部屋については
Indulge in The Ritz-Carlton Club Level, a special floor which includes expansive accommodations and a Club Lounge on the 116th floor with floor-to-ceiling windows, offering spectacular and panoramic views of the city and Victoria Harbour. It comprises a buffet area, a lounge section and a meeting room. Appealingly furnished interiors provide a perfect backdrop to enjoy martinis at the bar sitting area or experience the unmatched culinary distinction of the hotel’s chefs through six food and beverage presentations daily. Dedicated Club concierge service is at your disposal to attend to your every need and even your unexpressed wishes.
In addition to the luxurious amenities and attentive service provided in The Ritz-Carlton Club Level, you will enjoy:
Personalized stationery
Complimentary limousine service within the vicinity, subject to availability
Complimentary wireless Internet at the Club Lounge
24 hours access to the Club Lounge
Dedicated Club concierge service
Meeting facilities include a meeting room with panoramic views of the Victoria Harbour and Hong Kong Island and a library area
Private in-room check-in and personalized check-out service at the Club Lounge
Six exquisite food and beverage presentations all day long, including a traditional and elegant English afternoon tea presentation
という記載があります。
ちょうどこの時間は「six food and beverage presentations daily」サービスの中の、午後3時からのアフタヌーンティが始まるちょっと前の時間。
ソファに座ってコーヒーを飲みながら、チェックイン作業を・・・。
でもなかなか部屋に案内されません。
どうしたの?
(上の写真中央がちょうど「ザ・ペニンシュラ香港」です)
名刺を持ったちょっと偉そうな女性が僕の前に・・・。
一通りの挨拶の後
「大変にお待たせしておりますが、もしあと2時間、お時間をいただければ、当ホテルが誇る最高のお部屋をご用意出来ます。
本当に素晴らしいお部屋でございます。
明日何時にご出発でらっしゃいますか?
レイトチェックアウトも承れます。」と・・・。
来たぁ~~~~~っ!これ、アップグレード?(笑)
もちろん誰が拒否しますか、こんなオファー。
「ザ・リッツカールトン香港」が誇る最高の部屋?
どんな部屋なんでしょう。
ここは大ショッピング・モール併設の土地柄、いくらでも時間はつぶせます。
もちろんOKして、ここでネット・サーフィンしたり、午後3時からのアフタヌーンティを楽しんだり、モールにウィンドー・ショッピングに出かけたりで時間を潰しました。