2時間待てばアップグレードが可能との言葉に、「ザ・クラブ・ラウンジ」@「ザ・リッツカールトン香港」のアフタヌーンティやネット・サーフィン、ホテル直結のショッピング・モール「エレメンツ」などで時間を潰し、午後4時過ぎに再びラウンジに戻ると・・・。
かなり混雑していたチェックイン・アウト業務もすっかり落ち着いたようで、ラウンジに入るや
「お帰りなさいませ。お部屋の用意が出来ております。」
とレセプショニストから声がかかります。
これって結構すごいことですよね。
かなりな数のゲストのイン・アウトを数人でこなしているラウンジで、瞬時にこの言葉が出てくるって、やはりここは混んでさえいなければ充分に超高級ホテルとしての仕事をしてくれると感じました。
僕に部屋のアップグレードを約束してくれた女性が、部屋まで案内を・・・。
アサインされた部屋はラウンジと同じ116階。
ここにはたった6室しか客室はないそうです。
(後はラウンジとスパのエリア)
重厚だけどエレガンスも充分な廊下を通って・・・部屋はもちろんタッチ・センサー式のカードキー。
ドアが開けられると・・・
わっ、広そう!
入ってすぐ左には、こうした広い部屋(スイート)にはお約束のトイレが・・・・
ここを見ただけでも、その広さといい、その質感の高い作りといい、ここから先の部屋のクオリティが分かろうというものです。
新しいことももちろんありますが、清掃状態も最高。
ピッカピカです。
ただシャワートイレではありませんでした。
部屋の奥に入っていきます。
うん、良い感じです。
リッツ・カールトン・ホテルズらしい「貴族の館」ムードを充分に残しながら、モダンさとオリエンタリズムを加えたデザイン。
重厚感というか、とにかく一つ一つの備品の質感が最高です。
つまり、ソファで言えば大きさ、たっぷり感、スプリングの良さ、肌触り、クッションの大きさ、数などに文句がないということです。
机の上に置かれている古い香港についての厚手の本など、皺ひとつありません。
ウェルカム・スイーツにはエッグタルトが・・・。
日本人と分かってのアメニティなんでしょう、「エッグタルト」と日本語でプリントされているのは薄い板状のホワイトチョコレートです。
僕が気に入ったのは、このデスク回り。
充分に広さもあるし、また手を伸ばせばいろいろな物に手が届く絶妙の距離で、デスク・ワークもリラックスも出来るようになっています。
マーブルの天板の上にはネスプレッソも電気ポットも、カップ&ソーサーも・・・。
壁はミラー。
ミニバー、冷蔵庫も高級ホテルはこうあるべきの典型のような品揃えと並べ方。
ティーバッグなども高級品、茶葉も薫り高いものばかりです。
このウェルカムフルーツはどちらかと言うとインテリア?
豊富に置かれているミネラルウォーターはVOSSみたいですが、ホテル・オリジナルのローカル物。
椅子も座りやすいもの。
思わず「こんな書斎があったら良いな」の雰囲気一杯です。
バング&オルフセンはお約束でしょうか、こういうスイートには。