JALバンコク線は787に (5) かなり高いタイ料理店

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今回の訪タイはお仕事、至れり尽くせりの待遇でしたが、自由時間というものはほとんどないスケジュールでした(当たり前か?)。
そんな中、どうしても確かめたいレストランがあったので、しかも出来れば周りに人のいない状態で(他人を気にせずに)試してみたい・・・。
何とか口実を作って2時間ほど一人外出をさせてもらいました。
行ってみたかったのがここ、アソ-ク(スクンビット・ソイ23)にある「ザ・ローカル」(THE LOCAL)というレストランです。

面白い名前ですが、ここ、タイ料理店なんです。
Oは「old recipe」、Cは「culture」、Aは「authentic」、Lは「learning」の略なんだそう、何か良さそうですよね、ここ。
事実、最近このレストランはタイのグルメの間でも結構評判になっているようなのです。
しかもここ、前日、僕が連れて行かれた「ルアン・ソンナリー」(RUAN SONGNAREEE)の前身「オームトーン」(OAM THONG)と経営者が同じレストラン、つまりソイ・コンベントにある「ナーッ」(NAJ)などと同じグループのレストランということ。
ランチなら予約なしで大丈夫だろうと意気揚々出かけたところ、店の前には一台の車も停まっておらず、ドアは開いているものの、呼びかけにも無反応。
やってないということはなさそうですが、予約がないのでホールに人を配しておかなかったのでしょうか?
2時間くらいと時間を区切って外に出てきたので、時間を無駄にするわけにはいきません。
なので、急きょ方針転換。
隣にあるこれまたタイ料理の名店「バーン・カニタ」(BAAN KHANITHA)で食事することにしました。

超人気店だけに空いているか心配でしたが、大丈夫、OKでした。
ウィークデイのランチはほぼ予約無しでも大丈夫のようです。

「バーンカニタ」、日本人には人気ナンバーワンの高級タイ料理レストラン・チェーンでしょう。
今はバンコクに4店舗、ここ「バーン・カニタ・タイ・キュイジーヌ」、スクンビット・ソイ53の「バーン・カニタ・アット・フィフティスリー」、サトーンの「バーン・カニタ&ギャラリー」、アジアテークの「バーン・カニタ・バイ・ザ・リバー」・・・。

ここスクンビット・ソイ23の店がオリジナルの店、第一号店です。
僕はどなたに聞かれてもタイ料理店のお奨めは?という質問に、特にタイが初めてという方には、このチェーンを推薦してきました。
でも個人的にはここ数年、食べていません。
それじゃいけない、僕も試しておかなければ・・・ということで、「ザ・ローカル」から「バーン・カニタ」にチェンジとなりました。

中は昔のイメージの通り、狭めでごちゃごちゃした感じもありますが、このチェーンの最近の店よりはインティメットな感じがあって、悪くはありません。
サービス、テーブル・セッティングなど隙無し。
この辺りはさすがの高級&老舗です。
メニューは飲み物リストと並んで、厚く立派なもの。
ドリンクが運ばれた後、突出しとしてこの店ではミエンカムがどのテーブルにも出されます。
バイ・チャップルーという葉で、ココナッツフレーク、ピーナツ、干し海老、ショウガ、シャロット、マナオ、唐辛子を包んで食べます。

これが旨い、チャップルーの葉のさわやかな味と柔らかな食感、そこに絡む賽の目に切られたタイ情緒溢れる具材、この店に開店以来出されている永遠不滅の突出しです。
この色合いも素敵ですよね。

中央にあるタマリンドなどで作ったフルーティなソースも美味しく、これはこの店と共にずっとあってほしいスターターです。

料理は早めに出てきます。
特に頼まなければ、すべて一斉に出てきたりします。
ヤム・ソムオー、ザボンのサラダ(260バーツ)。
僕の好きなソウトシェル・クラブを炒めて、レッド・カレー・ペーストとスイート・バジルで味付けしたもの。
これも脂っこ過ぎず、実に上手くまとめています。
ここでも問題は値段で、数人でシェアすればもっと安くなるでしょうが、日本のそれなりのタイ料理店くらいの値段はしてしまいます。
でももちろん味は正統派ですが、洗練された上品なもの、やはりタイに初めて来た人には、このチェーン、よろしいんじゃないでしょうか。

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